最終更新日 2018/03/07

クロレラ

クロレラとは・・・

クロレラ(くろれら、Chlorella)とは、淡水に生息する単細胞緑藻類である。

直径3~8μmの大きさで、細胞中にクロロフィルを持つため緑色に見える。光合成速度が速く、分裂によって大量に増殖する。健康食品として販売されているが、その効果についてのエビデンスは確立されていない。

ビタミンKを大量に含むため、ワーファリン®内服中の患者は注意が必要である。凝固因子の多くがビタミンK依存性タンパクで、その合成にビタミンKが必要であるが、ワーファリン®はビタミンK類似構造のクマリン誘導体で、ビタミンKを拮抗することによって抗凝固作用を発揮する。そのためワーファリン®内服中の患者がビタミンKを多く含む食物を摂取すると、ワーファリン®の効果が減弱し、静脈血栓や心筋梗塞肺塞栓症、塞栓症などの血栓塞栓症を起こすリスクが高くなる。

クロレラの他にもブロッコリーやほうれん草などの緑色野菜、納豆などにビタミンKが多く含まれている。

SNSシェア

用語辞典トップへ