看護用語辞典 ナースpedia キーワード:ミディアム

ミディアムとは・・・

最終更新日 2018/01/16

ミディアム(みでぃあむ、medium)とは、ステロイド外用薬の抗炎症作用の強さが中程度のことを指す。

ステロイド外用薬は、抗炎症作用の強さによって、5段階に分けられる(ストロンゲスト、ベリーストロング、ストロング、ミディアム/マイルド、ウィーク)。ミディアムに分類される外用薬は強さとしては弱い方から2番目にあたる。

一般的に、皮膚炎の症状の程度や年齢、部位に応じて外用薬は使い分ける必要がある。強さが合っていなければ、皮膚炎が治りきらなかったり副作用が出現したりする。

なお、海外ではランクづけが5段階ではなく、国によって異なるため、注意を要する。

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインによると、ミディアムに分類されているステロイド外用薬は、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(リドメックス®)、トリアムシノロンアセニド(レダコート®)、アルクロメタゾンプロピオン酸エステル(アルメタ®)、クロベタゾン酪酸エステル(キンダベート®)、ヒドロコルチゾン酪酸エステル(ロコイド®)、デキサメタゾン(グリメサゾン®、オイラゾン®)がある。

【使用方法や注意点】
使用方法については、皮疹が軽度の紅斑、落屑程度であれば、ミディアムクラス以下の外用薬を、紅斑や落屑が中程度で、掻爬痕などが主体にあるような中等度の皮膚炎には、ミディアムおよびストロングクラスの外用薬を第一選択薬と考える。

また、顔面や頸部は薬剤吸収率が高く、ステロイド外用薬による局所副作用(皮膚萎縮、毛細血管拡張、ステロイドざ瘡など)の発症に特に注意する必要があるため、長期間の使用は好ましくない。そのため、ミディアムクラス以下のステロイド外用薬を使用することを原則とする。

もちろん使用方法は絶対的なものではなく、おのおのの症状に応じて使い分ける必要がある。

執筆

水 大介

神戸市立医療センター中央市民病院  救命救急センター医長

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