看護用語辞典 ナースpedia キーワード:蒙古斑

蒙古斑とは・・・

最終更新日 2018/01/17

蒙古斑(もうこはん)とは、新生児期から学童期に、主に腰部から殿部にかけて認められる境界がやや不鮮明の青色斑のことである。

【言葉の由来・出現率】
1885年にエルヴィン・フォン・ベルツが、モンゴロイド(黄色人種)の特徴としてこの斑を「Mongolian Spot]と発表したことから、その訳として蒙古斑と呼ばれるようになった。蒙古斑の出現率は人種により異なり、モンゴル人で95%、他の東アジア人で80%、ヒスパニック系で40~50%、インド・ヨーロッパ語族で1~10%といわれている。

【発生メカニズム】
一般的にメラニン色素は、皮膚の深い部位にあれば青く、浅い部位にあれば茶色く見える。メラニン産生細胞であるメラノサイトは、本来皮膚表皮に存在するが、真皮にメラノサイトが存在する場合、青色の斑として皮膚に見られる。これを蒙古斑と呼んでいる。

【皮膚所見】
境界やや不鮮明の青色斑で、隆起が無いのが特徴である。色調は濃淡さまざま、大きさもさまざまである。部位において、腰部から殿部にかけて見られるものを通常型、それ以外の部位に見られるものを異所性蒙古斑とよぶ。

【自然消退について】
蒙古斑の多くは6歳から10歳ごろまでに自然消退して消えると言われている。しかし大人になっても消えない蒙古斑も3~4%あり、その多くは異所性蒙古斑である。また一般的に異所性蒙古斑は通常の蒙古斑に比べて、その消退は遅いと言われている。消退しない蒙古斑は、機能的には問題ないが、精神的苦痛をきたしている場合は、美容的にレーザーによる治療が一般的である。

執筆

藤垣義浩

宇都宮記念病院 小児科科長

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