最終更新日 2017/07/20

デニス・ブラウン副子

デニス・ブラウン副子とは・・・

デニス・ブラウン副子(でにす・ぶらうんふくし)とは、内反足の治療に用いられる装具(※)である。金属のバーの両端に角度が調整できる靴型の部品が付いており、内反足によって外側を向いた足を矯正位に固定させて使用する。

添え木を使った内反足の治療について論文を書いた英国のデニス・ブラウンにちなんで、デニス・ブラウン装具やデニス・ブラウン・スプリントとも呼ばれる。

デニス・ブラウン副子を装着することで内反足を矯正もしくは改善できる可能性が高いのは、足の骨格が柔らかい極めて早期のことである。一般的には、生後3~4か月に治療を開始することが多い。新生児の足の形に注目し、足関節の極端な屈曲が見られる場合は、なるべく早めに整形外科で診察を受けることが必要である。

デニス・ブラウン副子を装着しても充分な効果が得られない場合、もしくは矯正後に内反足が再発した場合は、外科的手術が必要になることがある。治療開始が遅れて足部の組織がある程度硬くなっている場合にも、外科的手術が必要になることがある。

※装具(そうぐ):機能障害の軽減を目的として使用する補助器具。

■内反足
足の甲が外側を向いた状態を内反足と言い、足の先天性異常のなかではしばしば見られる状態である。片方の足の甲だけが外側を向くこともあるが、両方の足の甲が一様に外側を向くことの方が比較的多い。胎児のときの足の位置によって内反足になると考えられることもあるが、原因はまだ解明されていない。
内反足の状態で放置すると足の外側で歩くようになり、足指が中に折り込まれ、足全体が丸まってしまうことがある。この状態が進行すると、足の甲で歩くようになることもある。

■使用方法
先天的に内反足が見られる場合、足が正しい方向を向くように矯正位に固定してデニス・ブラウン副子を装着する。正しい方向を向いた後も、矯正位を保つために一定期間デニス・ブラウン副子を装着したままにする。また、患児が歩くようになったときは、矯正靴の装着に移行する。
内反足の状態や治療の段階によって、足部を外側に開く角度を調整する。内反足の症状が改善されても変形再発がみられないと判断されるまでは装着し続ける必要がある。早期に装具を外すと、再び足の外縁を使って歩くようになったり、足の指を過度に内側に曲げたりする恐れがある。

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