最終更新日 2019/07/29

ウォーキングカンファレンス

ウォーキングカンファレンスとは・・・

ウォーキングカンファレンス(うぉーきんぐかんふぁれんす)とは、ベッドサイドで話し合いや看護業務の引継ぎを行うことである。治療や看護に、積極的に患者を参加させることを目的としたもの。

■目的
・患者を中心としたチーム医療の実践
・患者情報の共有
・ベッドサイドでの安全確認、異常の早期発見
・看護師教育、OJT(On the Job Training:実務を通じたトレーニング)の実践
・患者ニーズの把握、患者満足度向上

■方法
・ベッドサイドにおいて患者の状態、医療機器の点検を行いつつ看護業務の引継ぎや看護計画について話し合う。この際に患者や家族から不安や要望などを引き出すことも心がける。

■メリット
・患者の声を看護に生かせる
・患者中心の医療を行える
・医療安全の向上
・短時間でのスムーズな情報共有と意思統一

■デメリット
・同室の患者や病室へ出入りする人に患者情報を知られてしまうなど、個人情報の流出が心配される

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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