最終更新日 2019/03/25

クリーンルーム

クリーンルームとは・・・

クリーンルーム(くりーんるーむ)とは、主に化学療法や骨髄移植後の治療に使用される、特別な空調設備を備えた部屋である。高性能のフィルターを用いて空気中の微粒子濃度を基準以下にしているため、常にきれいな空気が循環している。

■使用する目的
感染を予防するために使用される。特に化学療法や骨髄移植後の治療には、免疫を一時的に低下させる薬剤(抗がん剤やホルモン剤など)が使用されるため、細菌やウイルスなどへの抵抗が弱まり患者が感染症を引き起こす可能性が高まる。
これを防ぐためにクリーンルーム内の感染管理は細心の注意を払う必要がある。

■クリーンルームの4原則
クリーンルームは常にきれいな状態を保つ必要があるため、以下の4原則のもと管理がなされている。
(1)汚染物質を持ち込まない
(2)汚染物質を発生させない
(3)汚染物質を排除する
(4)汚染物質を貯めない

クリーンルームに出入りする関係者には、汚染物質を持ち込まないようにするため、徹底的な感染管理が行われる。
入退室の際は手指衛生を行い、全身を覆う専用のクリーンウェアを着用し、マスク・シューズカバーをつける。
 

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