1. 看護roo!>
  2. 看護・ケア>
  3. 看護のためのからだの正常・異常>
  4. 生体の恒常性って何?|体液の成分と働き

2018年10月22日

生体の恒常性って何?|体液の成分と働き

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は生体の恒常性に関するQ&Aです。

生体(せいたい)の恒常性って何?

生体の恒常性とは、外界の環境の変化に対し、生体を安定した恒常的な状態に保とうとする仕組みで、神経、内分泌、免疫の相互作用によって維持されています。ギリシャ語でホメオスタシスともいい、同一の状態を意味します。生体の恒常性が維持できなくなると疾患に結びつくこともあります。

生体を恒常的な状態に保つうえで重要な役割を果たしているのが、体を巡る体液です。

体液には組織の代謝を媒介する血液、細菌や老廃物を除くリンパなどがあります。ヒトの身体にある約60兆個の細胞活動を支える、体液の恒常性が保たれてこそ、生体の各組織の恒常性も保たれるのです。

 

 

 

神経、内分泌、免疫が、恒常性を維持するためのコントロールタワーだとすると、血液やリンパなどは、第一線に立って働く実働部隊といえます。

この恒常性を維持するために生体に備わっているのがフィードバック機構です。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』(監修)山田幸宏/2016年2月刊行

看護のためのからだの正常・異常ガイドブック

引用・参考文献

著作権について

この連載

  • 内部環境と外部環境の違いは?|体液の成分と働き [11/05up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は内部環境・外部環境に関するQ&Aです。   内部環境と外部環境の違いは? 内部環境と外部環境の考え方の基本になるのは、「ヒトを含めた多細胞生物にとって、生命... [ 記事を読む ]

  • フィードバック機構って何? [10/29up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回はフィードバック機構に関するQ&Aです。 フィードバック機構って何? 体内の恒常性を維持するために備わっている連絡網に似た機構が、フィードバック機構です。センサーの役割... [ 記事を読む ]

  • 生体の恒常性って何?|体液の成分と働き [10/22up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は生体の恒常性に関するQ&Aです。 生体(せいたい)の恒常性って何? 生体の恒常性とは、外界の環境の変化に対し、生体を安定した恒常的な状態に保とうとする仕組みで、神経、...

  • 出生したあと、胎児循環はどうなるの? [10/15up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は出生後の胎児環境に関するQ&Aです。 出生したあと、胎児循環はどうなるの? 出生を境に、胎児は劇的な変化を受け入れなければなりません。 まず、胎盤を通じて供給さ... [ 記事を読む ]

  • 分娩はどのようにして起きるの? [10/08up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は分娩に関するQ&Aです。 分娩はどのようにして起きるの? 妊娠も31〜34週になると、胎児は頭を下に向けた姿勢を取るようになり、出産の準備が次第に整っていきます。そし... [ 記事を読む ]

もっと見る

関連記事

  • 骨格筋の構造と筋収縮|動作のしくみから理解する(2) [12/01up]

    ナースのための解剖生理の解説書『身体のしくみとはたらき―楽しく学ぶ解剖生理』より 今回は、動作のしくみから解剖生理を理解するお話の2回目です。 〈前回の内容〉 動作を支える骨と筋肉、関節|動作のしくみから理解する(1)... [ 記事を読む ]

  • 肝臓の仕組み|食べる(4) [08/16up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、消化器系についてのお話の4回目です。 〈前回の内容〉 食道・胃・小腸・胆嚢・膵臓の仕組み|食べる(3) 解剖生理学の面白さを知るため、... [ 記事を読む ]

  • 体温の調節|調節する(5) [09/03up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経伝達物質・ホルモンについてのお話の5回目です。 〈前回の内容〉 血糖値・血圧の調節|調節する(4) 解剖生理学の面白さを知るため、... [ 記事を読む ]

  • 心臓は働きもの|流れる・運ぶ(2) [07/17up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、循環器系についてのお話の2回目です。 〈前回の内容〉 多細胞生物が備えた物流システム|流れる・運ぶ(1) 解剖生理を学ぶため、体内を冒... [ 記事を読む ]

  • 細胞どうしを結ぶ神経ネットワーク|調節する(1) [08/26up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経伝達物質・ホルモンについてのお話の1回目です。 〈前回の内容〉 アシドーシスとアルカローシス|捨てる(3) 解剖生理学の面白さを知... [ 記事を読む ]

いちおし記事

MCIがアルツハイマー病に発展する原因は?

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」を題材にわかりやすく解説。 [ 記事を読む ]

ドレーンの種類と管理方法

ドレーン排液の異常や固定部のずれ、ゆるみの有無を観察しましょう! [ 記事を読む ]

人気トピック

看護師みんなのアンケート

看護師辞めようかと思うほどに怖かったインシデント、経験ある?

投票数:
1123
実施期間:
2018年11月27日 2018年12月18日

最初の患者さんのこと、覚えてる?

投票数:
1128
実施期間:
2018年11月29日 2018年12月20日

【クリスマス】サンタにお願いしたいプレゼントは?

投票数:
1172
実施期間:
2018年11月30日 2018年12月21日

人生で一番号泣した作品は?

投票数:
1055
実施期間:
2018年12月04日 2018年12月25日

感情を一生出せないとしたらどれが一番つらい?

投票数:
1028
実施期間:
2018年12月07日 2018年12月28日

安楽死に賛成?反対?

投票数:
878
実施期間:
2018年12月11日 2019年01月01日

今年一番の個人的なニュースは?

投票数:
687
実施期間:
2018年12月14日 2019年01月04日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者1177

在胎週数30週、1,100gで出生した男児が経鼻的持続陽圧呼吸療法管理中で、仰臥位管理となっています。口腔より胃管が留置され、上肢には点滴ラインが留置されています。安静時期のポジショニングで適切なのはどれでしょうか?

  • 1.ライン類確保のため、上肢は抑制する。
  • 2.後頸部の軽度伸展と体幹の屈曲、肩甲帯の下制・前方突出とする。
  • 3.足底は臀部のラインより下に出ていてもよい。
  • 4.下肢は外反、外転位となるような姿勢をとる。
今日のクイズに挑戦!