示指の第2関節まで挿入するのはなぜ?|直腸内与薬

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は直腸内坐薬の挿入に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

示指の第2関節まで挿入するのはなぜ?

肛門内に深く挿入することで、坐薬が安定して停留することができるようになるからです。

 

肛門内には内肛門括約筋がありますが、この部位に坐薬を挿入してしまうと、肛門括約筋の動きによって肛門入り口近くまで坐薬が移動し、脱出してしまうことがあります。示指(じし)の第2関節あたりまで(4~6cm程度)深く挿入すると内肛門括約筋を通過しますので、安定した状態で坐薬を肛門内に留めることができます。

 

なお、挿入したら、ガーゼで2〜3分肛門部を押さえ、坐薬が脱出するのを防ぎます。足を伸ばす姿勢をとると肛門括約筋が収縮し、脱出しにくくなります。

 

直腸内坐薬の挿入深さ(示指第2関節まで)

 

※編集部注※

当記事は、2020年11月19日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版

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