目的によって様々な注射法を使い分けるのはなぜ?|注射

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は注射法の使い分けに関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

目的によってさまざまな注射法を使い分けるのはなぜ?

注射法には、静脈内注射、筋肉内注射、皮下(ひか)注射、皮内(ひない)注射などの種類があります。それぞれの目的によって薬物の種類や量、注入速度や作用させたい時間に適した注射法を選択する必要があるからです。

 

吸収速度や持続性に違いが生じるのは、血管内への吸収の差によるものとされており、薬効(やっこう)は静脈内注射、筋肉内注射、皮下注射、皮内注射の順で速く出現します。これに対して薬物の持続性は、その逆の順で長くなるといわれています。

 

図1吸収速度と持続性

注射法ごとの薬剤の吸収速度と持続性の違い(図1)

 

memo重量の単位と容量の単位

注射用の薬剤は、100mg/5mLというように記されているものがほとんどです。これは5mLの容量の中に100mgの重量の薬剤が含有されていることを意味します。100mg/Aというのは1アンプルに含まれる薬剤の重量、100mg/Vというのは1バイアルに含まれる薬剤の重量です。

 

※編集部注※

当記事は、2020年7月29日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版

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