内筒をゆっくり引くのはなぜ?|採血

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は採血に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

注射器を用いて採血する場合、内筒をゆっくり引くのはなぜ?

血管に針を刺入させて内筒(ないとう)を引くときにゆっくりと静かに行うのは、溶血や気泡(きほう)の発生を防ぐためです。内筒を強く引きすぎると血球が破壊されたり、気泡が立ってしまいます。また、針先が血管壁に吸い付き、血液が採取しにくくなることもありますので、内筒はゆっくりと静かに引かなければなりません。

 

なお、内筒を引くときには注射器と針の接合部を指で押さえて固定することが重要です。患者の腕に看護師の指の一部を触れさせるようにすると、注射器が固定されて内筒が引きやすくなります。

 

注射器による採血時の固定方法と内筒の引き方

 

※編集部注※

当記事は、2020年7月23日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版

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