男性の導尿で、カテーテル挿入を約20cmにするのなぜ?|導尿

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は男性の導尿に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

男性の導尿で、カテーテル挿入を約20cmにするのなぜ?

男性は陰茎部の尿道が長く、一般的には約18~20cmの長さがあります。そのため、カテーテルの長さは約20cmを目安にします。

 

挿入する際は、膀胱壁を傷つけないようにすることが重要です。

 

男性の場合、尿道がS状に屈曲しているため、まず陰茎を90度の角度で引き上げてカテーテルを挿入し、その後60度の角度に戻してさらに挿入し、尿の流出が確認できたらさらにカテーテルを進めます。それまで血尿のなかった患者に血尿が見られるようになった場合は、カテーテルによる膀胱壁損傷の可能性もあります。

 

高齢の男性患者は前立腺肥大によって尿道が狭窄していることが多いので、尿道を損傷しないように挿入することが必要です。

 

図1男性の導尿

 

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

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