体温を測定する部位が決まっているのはなぜ?|体温測定・腋窩
【大好評】看護roo!オンラインセミナー
『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は「体温測定(腋窩)の部位」に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
体温測定する部位が決まっているのはなぜ?|体温測定(腋窩)
身体の外から測定しやすく、しかも真の体温を比較的よく反映するところで測定するためです。
体温とは、正確には体内の温度のことです。しかし、体内に体温計を挿入することはできないため、測定しやすく、体内に近い温度が得られる部位で測定を行います。主な測定部位は、腋窩(えきか)動脈があり、密閉状態がつくりやすい腋窩(皮膚温)です。
また、体温計を挿入しやすい口腔(舌下温)や直腸(体腔温)も用いられます。測定部位によって温度差がありますので、常に同じ部位で測定するようにします。
※編集部注※
当記事は、2018年10月27日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版


