注射時、空気が入ってはいけないのはなぜ?

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は空気塞栓に関するQ&Aです。

 

江口正信
公立福生病院診療部部長

 

注射時、空気が入ってはいけないのはなぜ?

 

空気塞栓を予防するためです。

 

〈目次〉

 

注射時血管内に空気が入ると

注射時、血管内に空気を入れてしまうと、侵入した空気による血管の閉塞が起こり、空気塞栓とよばれる状態となります。胸痛チアノーゼ血圧低下頻脈などが起こり、意識レベルの低下から失神などをきたすことがあります。

 

点滴静脈内注射中に誤って血管内に空気が入った場合は

一般に、静脈内注射でもとくに点滴中に、輸液ボトル交換操作の不手際で、輸液チューブ内のエア抜きが不完全となり空気塞栓が起こることがあります。

 

空気塞栓が生じた場合、患者を左側臥位にして心臓へ空気を送り、心臓から肺動脈へ空気を送り込みやすくし、肺動脈から空気が吸収されるように努めます。

 

また、脳血管での空気塞栓の発生を防ぐため、患者に頭を低くした体勢をとらせます

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』 (編著)江口正信/2015年3月刊行/ サイオ出版

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