2018/03/04 のクイズ
- 1. 塗抹検査は結核菌を確認する検査である。
- 2. 塗抹検査が陰性でも結核菌PCR検査が陽性であれば他者への感染性は高いと判断する。
- 3. この結果は治療により菌が死滅しているか、もしくは低活性状態で発育できない状態であると判断する。
- 4. 結核菌PCR検査と比べ、培養検査のほうが感度の悪い検査なので結核菌が検出されなかった。
挑戦者3232人 正解率46%
- 1. 塗抹検査は結核菌を確認する検査である。
-
不正解
塗抹検査は抗酸菌の確認の検査です。塗抹検査では結核菌かどうかは判定できません。
- 2. 塗抹検査が陰性でも結核菌PCR検査が陽性であれば他者への感染性は高いと判断する。
-
不正解
塗抹検査が陰性ということは、「抗酸菌が確認できない」ということです。結核菌PCR検査が陽性であっても、一般的に感染性は高くないと判断します。
ただし、提出した喀痰の性状により、影響を受けるため、肉眼的な観察(表1)、顕微鏡的な観察(表2)を行い、適切な検体であったのかを確認しましょう。
- 3. この結果は治療により菌が死滅しているか、もしくは低活性状態で発育できない状態であると判断する。
-
正解
結核菌PCR検査は、結核か否かの鑑別は可能ですが、生菌か死菌かは鑑別できません。培養検査で結核菌の発育がなかったということは、菌が死滅しているか、低活性状態ということになります。つまり、この選択肢が正解です。
- 4. 結核菌PCR検査と比べ、培養検査のほうが感度の悪い検査なので結核菌が検出されなかった。
-
不正解
結核菌PCR検査の検出感度は約70%、特異度は96%以上です。それに対し、培養検査の陽性的中率は約90%前後です。たとえ、結核菌PCR検査が陰性でも、培養検査のほうが感度が高いため、結核菌PCR検査後に培養検査を行うと陽性になることがあります。また、死菌の場合には結核菌PCR検査は陽性になりますが、培養検査では陰性になります。
引用参考文献など
1)森下宗彦ほか編.結核ハンドブック.アトムス.2014,61-83.
2)【添付文書】培養同定・抗酸菌キット ミジット分離培養剤.日本ベクトン・ディッキンソン株式会社.平成22年7月改定(第2版).(2017年12月閲覧)
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