退屈に感じていた育児漬けの毎日だけど…|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(8)

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夫から「ナースの育児スキルが高すぎて、とても真似出来ない」と告白されたもも子…

そつなく初めての育児をこなす「さすがナース」なもも子を見て、育児参加の自信を失ってしまった夫。もも子は、早期復職のオファーをくれた師長に断りの連絡を入れることに。

師長と電話で話し、早期復職を断ったもも子。電話の後で虚脱感に襲われます。「正直言うと、必要とされるのって嬉しかった。本当にこれで良かったのかな」と悩みます。

でも、働きながら子どもを育てる自信はまだ無いもも子。「とりあえず1年は休むと決めて、その間に夫にいろいろ叩き込まなきゃ!」と計画を立てます。そして半年後・・・子どもが寝返りできるようになり、喜ぶもも子。

子どもの寝返りに、夫も感動して号泣します。もも子は、育児に専念しようと決めてからは迷いがなくなり、徐々に母親らしく成長できているように感じているようです。

ママ友に「かず君ママ」と呼ばれるようになったもも子。「お仕事って何してたの?」と聞かれ、医療関係かな~とにごします。もも子がナースだと知ったママ友に、「じゃあ何でもわかるねー、いいなぁ~」と言われますが、内心「いや分かんないよ。医者じゃないし」と思うもも子。

ママ友のいとこの旦那さんは、お医者さんとのこと。ママ友は、いとこがハワイで結婚式を挙げた話や、いとこがブランド物をいっぱい持っている話を続けます。もも子は、延々と続くダラダラした会話に「な・・・なんだろうこの感じ・・・。」と思います。

ママさん達とはお互いどこまでふみこんだ話をしていいのか距離感がつかめず、当たり障りのない会話が続いて、時々退屈に感じることも。「でも・・・」ともも子は思います。「あっかず君エライね~つかまり立ちできて!」「あっ!たっちできそうじゃない?」と、もも子の子どもの様子に気づいてくれるママ友。

もも子の子どもが、つかまり立ちから「たっち」できると、ママ友が「すごーい!!」と一緒に喜んでくれます。子どものささやかな成長を気づきあえる、喜びあえる、ママ友ならではの幸せを感じるもも子。「1年間」って決めたからこそ、育児に専念できる毎日が貴重に思えるのかもしれないと思うようになったのでした。

 


【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

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