最終更新日 2018/07/26

ラリンゴ

ラリンゴとは・・・

ラリンゴ(らりんご)とは、ラリンゴマイクロサージェリー(喉頭微細手術・喉頭顕微鏡下手術)の略である。ラリンゴマイクロサージェリーとは、咽頭科においてよく行なわれる手術の一つである。全身麻酔下で金属の筒状の器械を喉頭に挿入し、声帯を直接見ながら、双眼顕微鏡で拡大して、患部を切開あるいは切除する手術である。

ラリンゴマイクロサージェリーは、声帯結節、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯嚢胞、喉頭腫瘤など、主に声帯病変の治療のために行う。声帯ポリープに対するラリンゴマイクロサージェリー後は、数日間の声の安静(沈黙療法)が必要である。合併症は、傷口からの出血や感染のほか、咽頭痛、の損傷、口内炎、味覚障害などが挙げられる。

執筆: 奥井早月

神戸女子大学 看護学部看護学科助教

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