最終更新日 2023/07/18

ホムンクルス

ホムンクルスとは・・・

ホムンクルス(ほむんくるす、homunculus)とは、の部位と身体の機能の対応関係をまとめた図のことである。


カナダの脳神経外科医のペンフィールドが描いたことで知られ、感覚野と運動野の2つの図がある(図1)。

 

図1ペンフィールドのホムンクルス

ホムンクルスを表したイラスト

 

【何を表しているか?】
解剖学的に脳の部位ごとに支配する身体の機能が違うこと、また、感覚野と運動野は支配する身体部位が似ていることを表している。


ホムンクルスで描かれる2つの図はともに顔や舌、親指が大きいが、それは感覚野・運動野ともに、顔や舌、親指の部位を司る脳の面積が広いことを示している。

 

【どう使うか?】
脳の部位と身体の機能の対応関係を参考にして、脳疾患の病巣の位置の診断や脳神経外科医の手術などの治療に利用されている。

 

 

 

【引用・参考文献】
1)佐藤慎哉.ペンフィールドのホムンクルス.日本脳神経外科学会.(2023年6月閲覧)
 

執筆: 寺本昇生

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター・救急部 副医長

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