最終更新日 2018/05/09

大胸筋

大胸筋とは・・・

大胸筋(だいきょうきん:pectoralis major)とは、前胸部に位置する厚い扇状形の筋肉である。肩帯を形成する肩関節前方の筋肉の一つである。

大胸筋の起始は鎖骨内側・胸骨と真肋の肋軟骨・腹直筋鞘から始まり、上腕骨大結節稜に向かって筋線維が収束して停止する。また、起始部から3つの部位にわかれており、鎖骨内側より起始する大胸筋鎖骨部、胸骨と肋軟骨から起始する大胸筋胸肋部、腹直筋鞘から起始する大胸筋腹部の3つで大胸筋を構成する。

大胸筋の作用は、上腕の内転・屈曲・内旋である。大胸筋の構成部位ごとに作用が違い、肩関節の位置によりその作用も変わる。また、大胸筋は強制吸気をする際の呼吸補助筋の一部となる。
支配神経は腕神経叢の枝である外側胸筋神経(C5-7)と内側胸筋神経(C8-Th11)である。

身体前面に位置する筋肉であり、最も目立つ筋肉であることから上肢を使用する労働者やスポーツ選手などでは良く発達している。

執筆: 井上 彰

明石医療センター 救急科医長 救命救急センター

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