最終更新日 2018/01/11

Torr

Torrとは・・・

Torr(とる)とは、圧力の単位のひとつであり、1Torr=1mmHgである。血液ガス検査で酸素分圧や二酸化炭素分圧の単位として使用されている。

【Torrの生みの親、トリチェリ】
本名エヴァンジェリスタ・トリチェリ(Evangelista Torricelli)は、イタリアの物理学者である。ファエンツァに生まれ、ローマにて数学者ベネデット・カステリの秘書を務めた。その後、1641年からは、ガリレオ・ガリレイの弟子となりガリレオの死まで研究を続けた。その後はピサ大学の数学の教授として勤め、1647年、腸チフスのため永眠した。

【Torrが生まれた経緯】
トリチェリが実験で「大気圧は760mmの水銀柱が与える圧力と等しい」ということを発見した。このことから1mmの水銀柱が与える圧力のことを1mmHg(Hgは水銀の原子記号)として、1気圧=760mmHgと規定された。この発見をしたトリチェリ(Torricelli)から由来して、Torrという単位が作られて1Torr=1mmHgとされた。

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