最終更新日 2019/09/02

サードスペース

サードスペースとは・・・

サードスペース(さーどすぺーす、third space)とは、体内のうち、細胞内でも血管内でもない場所である。

手術や外傷によって生体が侵襲されると、生体炎症反応によって血管壁の隙間が大きくなり、普段は血管内に留まっているはずの体液が組織外へ漏れ出してしまう(透過性亢進)。この透過した水分が貯留される区分をサードスペースといい、ここに水分が貯留されることで浮腫となる。炎症が落ち着いてくると、内分泌環境は安定し、サードスペースにあった水分が血管内に戻る(リフィリング)ため、尿量が増加する(利尿期)。

しかし、最近では、サードスペースは解剖学的には存在しないと考えられるようになり、徐々にサードスペースという言葉は使用されなくなってきている。

 

引用参考文献
1)“サードスペース|“コレ何だっけ?”な医療コトバ”.看護roo!.
2)伊藤正男ほか編.医学書院 医学大辞典.第2版,医学書院,2009,3538 p.(ISBN9784260005821)

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