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2017年04月28日

コミュニティナースで生計を立てられるのか?現状と課題|マンガ・コミュニティナースの仕事【3】

(前回までのお話は▶こちら

もっとやれるナースの力・コミュニティナース。その3

Vol. 3 コミュニティナースで生計を立てられるのか?現状と課題

漫画家でナースの明です。前回に引き続きコミュニティナース佐藤さんと愉快な仲間達の文京区での取り組みにお邪魔させて頂きます。

文京区関口、我楽田工房。活動の拠点である。

約束の午後1時。食事回の真っ最中。午前中はお料理教室だったそうです。

改めまして、文京区のコミュニティナースの佐藤春華です。4月から京都府綾部に赴任します。(取材は2017年3月に行われました。)

「綾部…?それはコミュニティナースとして?」と聞くと、佐藤さんは「はい」と答えました。まだ職種として確立されているわけではないコミュニティナース、どうしたらコミュニティナースになれるのでしょうか?

学生時代から「地域の関わり」に興味のあった佐藤さんは学外の活動や色々な出会いを通じて、コミュニティナースの第一人者に出会います。

一旦は病院に就職しましたが、理想と現実の違いに悩んでやめてしまったそうです。病院の中での患者さんとの「点」の関わりではなく、もっと長く生活に根差した看護がしたくて参加したのが、『コミュニティナース育成プロジェクト』

このプロジェクトでは、活躍中のコミュニティナースによるワークショップや、合宿でのフィールドワークをやります。

プロジェクトの運営は課題はたくさんあると言います。「育成してもコミュニティナースという職種が確立しているわけではなく、今はまだそれだけで収入を得ることはできません。」

そこでめげないのが佐藤さん。我楽田工房のインターンとして文京区でコミュニティナースの活動を開始!

コミュニティナースとして自活できることが理想ですが、まずはその足掛かりを作るところから始めようとしたそう。

ところが、コミュニティナースの存在も、出身地の違う佐藤さんのことも、誰も知らない。

理想の活動には程遠かった。

そこで、まずは知ってもらおうと、おいしいもの作戦をしてみると、見事に当たる。

町内のイベントに参加し、声をかけ知り合い、耳を傾けて…

少しずつ輪を広げていきました。

こうして出会った人たちが新しいことを始めたり、悩みを話してくれたりして、つながっていきました。

つながりができることで安心感も生まれ…

さらに広がってにぎやかになりました。

町の人の声をかけるときに気にかけていることを聞いてみると「できるだけ自然なつながりを心がけています」という返事がありました。

「知らない人がいきなりグイグイきたら怖いじゃないですか。だから自然なタイミングでその人が近寄りたいときに近寄れるように地道にチャンスを拾っています」

出会ってつなげる

人のつながりが薄くなって孤独になり、苦しい時に助けを求められない人たちもいる。そんな人たちの「助けて」に気づいてあげられる。人のつながりからそんな社会が作れるといい。

「誰も知らない」から始まったけど少しずつコミュニティはできている。この活動をするのが「ナースだからこそ」と思うことは何かありますか?という質問をしてみました。

佐藤さんは「ナースの力って注射したり、治療の介助をするだけじゃなくて…その人にとって何が大事か、何が必要か、どうすれば豊かに生きていけるか…」

「幸せをアセスメントする力も立派なケアだと思います。」と話してくれました。

綾部への赴任について聞いてみると。「そもそもコミュニティナースが配属されるのが初めてで、何をするかもまだ決まってません!」

「でも文京区で経験したように、綾部でももう一度「知ってもらう」から始めて、コミュニティナースとして頑張ってきます」

まだ始まったばかりのコミュニティナース。手探りの路を開拓してゆくのは大変だと思います。

それでも、看護の力を信じ、人生を支える看護を目指す佐藤さんの、第一歩を応援したいと思います!

輝け!ナースの力!

【取材・マンガ】明(みん)

看護師・漫画家。沖縄県出身。大学卒業後、看護師の仕事の傍らマンガを描き始める。異世界の医療をファンタジックに描いたマンガ『LICHT-リヒト』1~3巻(小学館クリエイティブ)が好評発売中。趣味は合気道。

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コメント一覧(2)

2ハルカ2017年07月08日 15時06分

↓「今はまだそれだけで収入を得ることはできません」てのが答えでしょう?

1匿名2017年06月19日 14時13分

タイトルが「生計」なのに軽くスルー。そこが一番知りたいのに…

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今日の看護クイズ 挑戦者829

◆転倒・転落のアセスメントの問題◆誤嚥性肺炎で入院となった83歳男性。末梢の持続点滴と経鼻での酸素投与中で、ポータブルトイレでの排泄の安静制限があります。入院前のADLは自立していましたが、前立腺肥大のため頻尿で、日中は8回、夜間2回程度の排尿がみられます。この患者さんの転倒・転落のアセスメントの対応として適切なものはどれでしょうか?

  • 1.夜間に十分な睡眠ができるように長時間作用型の睡眠薬を投与する。
  • 2.ベッドから立ち上がる際は、オーバーテーブルにつかまって立ち上がるよう指導する。
  • 3.夜間は一人で動くと危ないので身体抑制を行ってもよいか、本人とご家族に尋ねる。
  • 4.患者さんの排泄パターンを観察し、トイレに誘導する。
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