細胞性免疫とはどんなもの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は細胞性免疫について解説します。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

細胞性免疫とはどんなもの?

細胞性免疫の作動はB細胞ではなくNK細胞や細胞傷害性T細胞が主役を務めることです。液性免疫でのB細胞の代わりに、NK細胞や細胞傷害性T細胞を置いてみてください。

 

細胞性免疫では、抗体が作られるのではなく、細胞傷害性T細胞自体がヘルパーT細胞の助けで活性化され、対象を攻撃するようになります。攻撃の対象は、①ウイルスに感染した細胞(ウイルスが細胞内に入ってしまうため、抗体による外からの攻撃ができない)、②癌細胞、③移植された組織や細胞などです。細胞性免疫では細胞傷害性T細胞が直接対象を攻撃し、細胞を破壊します(図1)。

 

図1NK細胞と抗原提示によるT胞、B細胞の活性化

NK細胞と抗原提示によるT胞、B細胞の活性化

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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