眼瞼や睫毛を拭き綿で拭く時に、内眼角から外眼角に向けて拭くのはなぜ?|点眼

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は眼瞼や睫毛を拭き綿で拭く際に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

眼瞼や睫毛を拭き綿で拭くときに、内眼角から外眼角に向けて拭くのはなぜ?

点眼後に、拭き綿を当てて内眼角(ないがんかく、目頭)を軽く押さえたり、内眼角から外眼角(がいがんかく、目尻)に向けて拭くのは、涙嚢への感染を予防するためです。また、涙点を押さえることによって薬液が長く眼にとどまり、効果が発揮できます。

 

眼に溜まった過剰な涙は内眼角付近の上下瞼縁(じょうげけんえん)にある吸入口(涙点)から吸収され、涙道(るいどう)(涙小管、涙嚢(るいのう)、涙管(びるいかん))を通って鼻腔に排出されます。点眼薬も同様の道筋を通って鼻腔に排出され、これが不快感の原因になります。

 

 

※編集部注※

当記事は、2020年11月27日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版

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