ケア時にベッドの高さを調節するのはなぜ?|看護師のボディメカニクス

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は体位変換時のベッドの高さに関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

ケア時にベッドの高さを調節するのはなぜ?

体位変換時にベッドの高さを調節するのは、看護師の腰に負担がかからないようにするためです。

 

ベッドが低すぎると、看護師がベッドの上にかがむような姿勢になり、重心が支持基底面から外れてしまいます。その結果、患者を持ち上げる動作の際に腰を傷めやすくなります。

 

看護師が足を開いて背中をまっすぐに伸ばし、膝を曲げるというボディメカニクスの基本姿勢を取れるように、ベッドの高さを調節します。またそうすれば、看護師は、安定してかつ効率的な作業姿勢を取れ、自分自身の通常作業域内で作業できます。

 

ただし、看護師の都合でベッドを上下させることは、患者に不安感を与えることも知っておきましょう。

 

※編集部注※

当記事は、2020年3月9日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版

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