浣腸時、患者を左側臥位にするのはなぜ?|浣腸
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『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は浣腸時の体位に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
浣腸時、患者を左側臥位にするのはなぜ?
浣腸を行う際には、患者を側臥位にして、両膝を曲げてもらいます。これは肛門部が見えやすくなるからです。このとき、左を下にした側臥位にするのは、解剖学的に腸の走行に沿って浣腸液を無理なく注入するためです。
下行結腸からS状結腸、直腸への走行は、左上から右下方に向けて走っています。そのため、左を下にした側臥位をとると、S状結腸から下行結腸に向けて自然な位置をとることになります。したがって、直腸から入った浣腸液が腸の走行に沿って入っていき、下行結腸に到達しやすくなります。
これに対して右を下にした側臥位をとると、S状結腸が右側のほうに圧迫され、非生理的な位置をとることになります。

※編集部注※
当記事は、2020年2月5日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版



