患者に合ったポータブルトイレを選ぶのはなぜ?|排泄援助

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回はポータブルトイレの選び方に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

患者に合ったポータブルトイレを選ぶのはなぜ?

患者の残存機能に見合ったポータブルトイレを選択することで、安全に自力移乗をして安定した状態で座ることができれば、トイレの自立につながる可能性があるからです。

 

治療上の必要から安静指示が出ている患者、トイレまでの歩行は無理でもベッドから降りることができる患者などは、片方の手すりが外せるようになっているタイプのトイレを用いると、比較的楽に移乗できる場合があります。

 

片麻痺があって安定した座位がとれない患者には、手すりのついた安定感のあるものを選びますが、一時的な安静患者であればコンパクトな形のものでも問題ありません。腹圧がかけやすいのは、トイレに座ったとき、股関節と膝関節が60(屈曲120)度に曲がる程度の高さです。

 

図1ポータブルトイレ

 

※編集部注※

当記事は、2019年12月27日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

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