体温測定時に発汗の有無を確認するのはなぜ?|看護技術

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は「体温測定の発汗の有無の確認」に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

体温測定時に発汗の有無を確認するのはなぜ?

腋窩に汗をかいていると、体温計が汗で遮られて皮膚に密着せず、正確な皮膚温を測定することができないためです。

 

また、汗が体表面から蒸発する時には、水分1gにつき約0.536kcalが気化熱として奪われます。体温測定の場合は、気化熱によって体温が低めに表示されるのを避けるために、測定前の汗の確認が重要です。

 

測定中に発汗があった場合は、そのまま続行します。腋窩がきちんと閉じられていれば、途中でかいた汗も腋窩と同じ温度を保っていると考えられるからです。

 

途中で腋窩を開放すると皮膚温が下がって測定値が不正確になってしまいます。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護知識トップへ