浮腫って何?|からだずかん【15】

『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』(KADOKAWA)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は1章『循環器系』より、「浮腫」について解説します。

 

著:角野ふち
 

 

浮腫って何?

私たち人間のからだは多くの水分を含んでおり、これは体液とよばれます。


人間の体内では体液が約60%の割合を占めます。ほぼ水分ですね。


この水分のバランスが崩れてしまって、組織液(間質液)がいつもより増えた状態を浮腫(ふしゅ)といいます。

 

体液の割合

成人の体組成において水分が約60%を占めることや、その内訳である細胞内液・外液の割合を解説している。毛細血管やリンパ管と細胞の間で水分バランスが崩れ、組織液が過剰に溜まることで起こる「むくみ(浮腫)」の仕組みの図解。

 

なぜ浮腫になるの?

通常、血管の外側と内側では圧力のバランスが保たれています。

 

浮腫の状態では血管の内側の圧力が血管の外側よりも高く、組織液に漏れ出す水分が増えてしまうことで皮膚が腫れた状態になります。

 

血漿と組織液の間で行われる、浸透圧(濃度を一定に保とうとする力)による水分の移動の解説

 

浮腫の分類

浮腫の分類は、あらわれる部位や原因により、それぞれ分類されます。

 

むくみの原因が体全体に関わる「全身性」か、体の一部に起こる「局所性」かを分類した図

 

 

[出典] 『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』 (著者)角野ふち (監修)嵯峨 堅、能間 国光/2024年5月刊行/株式会社KADOKAWA

 

著者プロフィール
角野ふちプロフィール

角野ふちXInstagram

看護師、保健師、イラストレーター。

 

人のからだをかわいくポップなイラストで解説するコンテンツ『からだずかん』を、SNSやWebサイトで発信。

イラストを手がけた書籍に『薬メモ!』(大田和季著・じほう)、『みんなの救命救急科』(三谷雄己著・中外医学社)など。

日本メディカルイラストレーション学会会員。

 

webサイト: からだずかん
ショップ: ぞーきーず

 

 

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