刺激伝導系|からだずかん【10】
『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』(KADOKAWA)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は1章『循環器系』より、「刺激伝導系」について解説します。
著:角野ふち
刺激伝導系 Conduction system
心臓はなぜ一定のリズムで規則正しく動くことができるのでしょうか。
それは、自ら活動電位を繰り返し出して動く特殊な心筋(しんきん)細胞の集まりがあるからです。
この集まりは、興奮が速いものから伝導していくしくみとなっています。
これらの連絡網をまとめて “刺激伝導系(しげきでんどうけい)” といいます。

刺激伝導系は特殊な心筋細胞ですが、それ以外の心筋は “ 固有心筋 ”とよばれます。
心臓の大部分はこの固有心筋であり、伝導系から電気の刺激を受けて興奮が伝わっていきます。

興奮の発生と伝導路

心臓の自動能
心臓には、脳からの神経による刺激がなくても自ら一定のリズムで興奮を発生させて繰り返し動かす性質があります。
これを自動能(じどうのう)(自動性)といいます。
そして、右心房にある洞結節(どうけっせつ)(洞房結節)は、この刺激の命令をだしています。
そのため、歩調とり=ペースメーカーとよばれます。

[出典] 『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』 (著者)角野ふち (監修)嵯峨 堅、能間 国光/2024年5月刊行/株式会社KADOKAWA
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