最終更新日 2018/08/23

バリアンス

バリアンスとは・・・

バリアンス(ばりあんす/variance)とは、相違・不一致・分散などの意味を持つ言葉であり、医療の現場では、クリニカルパスにおいてアウトカムが達成されない状態のことを指す。

バリアンスには、正のバリアンスと負のバリアンスがあり、正のバリアンスは、予定より患者の回復が早く、早期に退院が可能であるなどがある。負のバリアンスは、患者の回復が予定より遅れることであり、多くの場合は合併症の出現などを指す。

バリアンスを分析することは、医療のアウトカム(成果)とプロセスを再度見直すことにつながり、より良い医療・ケアを導くことが可能となる。バリアンスが発生すれば、例えば、検査・治療の内容、感染管理の方法、リハビリテーションの方法、栄養管理の方法などの見直しが行われる。医療の質を改善する手法であるクリニカルパスを行う上でも、バリアンスの分析は重要である。
 

執筆: 鷲田幸一

神戸女子大学 看護学部看護学科助教 救命救急センター

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