最終更新日 2019/06/11

DNR

DNRとは・・・

DNR(でぃーえぬあーる)とは、患者の容態が急変して心停止してしまっても、心肺蘇生を行わないことである。(do not resuscitate)。

この意思表示は、患者あるいは患者の家族などによって決定される。DNRの意思表示があった場合は、その旨をDNRシート※1に記載する。DNRは、あくまで心肺蘇生を行うかどうかにのみ関与しているため、その他の治療は、DNRの有無に関係なく続けられる。

DNRは蘇生する可能性が低くなった状況下で求められる判断材料であるが、蘇生できる可能性がある患者も対象であるという言い方に聞こえかねないということもあり、DNAR※2という言い方が主流になっている。

※1DNRシート:容態が急変して回復の見込みがなくなった場合に、蘇生措置を行うかどうかについての要望を記載する用紙のことである。
※2DNAR(do not attempt resucitation):蘇生する見込みがない患者に対して、患者本人あるいはその家族などが、蘇生措置を行わないという意思表示をすることである。

SNSシェア

用語辞典トップへ