看護用語辞典 ナースpedia キーワード:医療コーディネーター

医療コーディネーターとは・・・

医療コーディネーター(いりょうこーでぃねーたー)とは、医療サービスを提供する側と医療サービスを受ける側との間を取り持ち、治療や療法などの意思決定について支援する業務を行う人材を指す。

とくに近年、医療が急速に進歩し複雑化しているため、医師の説明が難しいことなどから、医師と患者との距離や溝が深まっている傾向にある。また、患者や家族が望む治療と異なることや、完治できないという場合もある。
このため、医療コーディネーターは、最新の治療や自宅での療養、セカンドオピニオンなど、広範囲な情報から患者が選択できるようにアドバイスできるとともに、安心できる存在であることが重要である。

実際には、医療サービスを受ける側である患者やその家族が納得できる治療などが受けられるように、医療サービスを提供する医療者などとのコミュニケーション方法や医療についての説明をしてアドバイスを行なうことが多い。

また、医療サービスを提供する医師をはじめ医療者に対し、状況や医療内容などを理解し、患者との関わり方などをアドバイスすることもある。

このように主な役割は、医療者と患者との知識の差、倫理観の相違などの様々な場面において、立場の違いから生じる溝を埋めることである。

【医療コーディネーターになるためには】
医療コーディネーターには国家資格などの特別な資格がないが、一般社団法人やNPO法人などが、指定の講座の修了等などを条件として、独自の基準で認定資格を発行している。但し、資格認定の対象者は、医師や看護師などの国家資格所持者や、介護支援専門員などの医療・福祉系の資格保持者などである。また、臨床経験5年以上の看護師であることなど、医療現場での実務経験も資格認定条件とされる場合が多い。

看護師の知識を活かせるため、看護師が医療コーディネーターになることもある。
看護師の業務との違いは、医療行為を行わないことと、患者側と個別に契約し対応することである。

【主な業務】
■患者の状況、要望や相談などを聞く
■適切な治療など医療情報の提供
■医療者とのコミュニケーション方法などのアドバイス
■医療機関への連絡や調整
■診察の同席、患者の代弁をする
■医師の説明について解説
■治療などの方針が患者の要望に沿っているか評価する
■治療中の不安に対するサポート

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