においはどのようにキャッチされるの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は嗅神経の仕組みについて解説します。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

においはどのようにキャッチされるの?

嗅覚をつかさどっている感覚神経は嗅神経です。嗅神経の仕組みを簡単にみてみましょう。

 

道の天井部分は嗅粘膜という粘膜組織で覆われており、粘液が分泌されています。この天井部分は切手1枚分程度の広さで、嗅上皮と呼ばれます。嗅上皮には嗅細胞が約500万個もあり、粘液から突き出すように嗅毛という感覚毛が生えています。吸い込まれた空気が上鼻道に突き当たると、空気に含まれているにおいの分子が嗅毛を震わせます。この振動が嗅毛の根元にある嗅神経に伝わり、嗅神経を通して電気信号として大脳皮質の嗅覚野に送られ、においとして認識されます。

 

嗅神経の先端は丸くなっているので、嗅球と呼ばれています。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

この記事をシェアしよう

看護知識トップへ