自分自身の幸せのために｜マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌（177）

2021/03/02

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「俺の子じゃなかった」安堵する久保くんとは裏腹に、松本さんは冷静で…

タイトル：自分自身の幸せのために。自分と元奥さんの間にできた子は自分の子ではなかったと喜びいさんで報告にくる久保君でしたが、（そういうところだぞ）と思って喜べない松本さんは、「なんか…ウッキウキでワックワクなところ申し訳ないんだけど…。」と口を開きました。

「そんな安易に喜べないよ、その赤ちゃんのこと考えたら…。それにまだ未確定情報も多いし、今後もあの人何かしてくるだろうし、とにかくちょっと落ち着こう…。」と言いながら、（私の妊娠のこと、いつ言えばいいんだろう…これはこれで話がややこしくなるな…でも大丈夫、こういうときは師長のあの言葉に立ち返って考えればいいの。）と自分に語りかけました。

（まずは自分がどうしたいか）そう心でつぶやくと、「私は仕事が好きなの。だからそのことをまず理解してほしい。」と伝えました。すると久保君からは「…うん。君らしいと思う…。でもそういった人生を…一人で生きて生きたいの?」と返ってきました。

「十年後、二十年後、君の隣に誰かがいることは考えられない?例えば僕ならそんな君をサポートできるかもしれないよ?」と言われ、松本さんはしばらく考えると、「……実は…話しておきたいことがあるんだ」と重い口を開きました。

後日、仕事を終えたもも子はというとなんだか周りからの視線を感じる気がして（なんだろう）と不思議に思っていました。

すると同僚の尾田さんがやってきて「あんた!!草壁先生とデートしてたらしいね。しかも親子で!!」ともも子に直球を投げました。もも子は（うわー見られてたんだー）と焦りながら、「デートとかじゃない!!子どもが一緒に遊んでもらってただけで…。」と急いで否定しますが、

尾田さんには届かず、「安い芸能人の言い訳かよ!!もう病院中に広まってるよ。」と知らされました。草壁先生のパワーに驚きつつ、そのことを松本さんに相談すると、松本さんは「気にしなさんな…べつに人の噂も75日……。」とフォローしました。もも子は「75日!?75日も我慢すんの!?やだやだ。」と騒いでいます。

冷静な松本さんに「そんな気にすることじゃない。一緒になっちゃえば自然に周囲も納得するよ。」と言われ、もも子は（そうだよな…自分から誘っておいてそういう方向に行くこと予想してないわけじゃないけど、かず君のパパになるわけだし、相手はきっと良い家柄で育ちもいいし何かと揉めそうだし、もう気が重い…。）と憂鬱そうでした。

（もう少しペースはゆっくりでもいいんじゃないかな…だってまだ正直かず君のお気に入りの先生…という認識の方が強い。）思いながら公園で手を繋がれたときを思い出し、胸がキュンとしました。

でも（先生、本当に私でいいの?私バツイチで子持ちでこれといった取柄もないただのナースですよ。）という気持ちが沸き立つのでした。そんな思いにふけっているもも子に「モヤモヤキュンキュンしてるところ悪いんだけど。」と声をかけた松本さんは、遠くを見るような目で「結婚することにしたんだ。久保君と。」
と方向する松本さんなのでした。