つかの間の恋バナ｜マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌（68）

2019/01/29

（これまでの話は▶コチラ）
松本さんと草壁先生、ふたりだけの時間。

タイトル：つかの間の恋バナ。前回会話の途中に、じっと草壁先生に見つめられたももこの同僚の松本。草壁先生のいきなりの態度に『ちょっとやだこのシチュエーション』と焦って、「あれ？もしかして私、顔に何かついてます？」と詮索しました。

草壁先生はそれを否定すると、「松本さんて雪国育ち？肌きれいだなーと思って。」と言いました。肌がきれいと言われ、顔を赤くする松本さん。『きれい』という言葉を頭の中で反芻しながら、「そ…そんなことないですよー。もう30だし！肌の乾燥やばいですって。」と謙遜しました。

「女子はみんな先生のコレにやられちゃうんですよ。自分のこと好きかもって思っちゃうんです！」と先生の態度をたしなめました。もちろん、「ま、私は思わないですけどね。」と付け足して。

草壁先生は黙って話しを聞いていましたが、「松本さんてかわいい～」と笑顔で言いました。先生の一言にまた頬を赤くして『オイ、やめろってゆってんだろーがー』と照れながら思いました。「先生、あのに…そうゆうの本当にやめた方がいいですよ！もめますよ！」と照れ隠しに口調を強めていうと、先生は「うん…でも本当に好きな人の前ではできないんだよね…」と言いました。

ショックをうける松本さん。そんな松本さんに気が付かないまま、草壁先生は「僕ほんとうにねーサラっとこういう言葉出ちゃうんだよね、昔から。男子校だったからトラブルないけど、先生とかには受けがよかったなー。」と過去について話しはじめました。

「正直すごーくモテたと思う。でも僕は逆に引いて、女子が怖いなって思うことも増えて…でもやっぱ、人を好きになっちゃうもんだねーびっくり。」と言いました。松本さんは『先生の話、誰のことを言ってるのかわかってるけど、でも違えばいいなって思いながら恋バナ聞く私も…』

『まるで17歳の女子高生の気分…』と考えました。そして、自分の草壁先生への気持ちは隠したまま、「先生、初恋は実らないのかお約束ですよ…。」と言いました。「松本さんの初恋は？」と聞いてくる草壁先生に「実らない…ですね」と返事をしました。『午後の診療が終わってエアポケットのこの時間…何してんだ私たち…』と思う松本さんなのでした。