夫がリストラ!?家庭の大ピンチ|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(36)

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風邪で弱ったもも子を襲う旦那の強烈なパンチ、その名も「リストラ告白」!!!!

「リ…リストラって…」なんと旦那が衝撃の告白を…。「実は半年前から会社の業績悪くて人員削減の話出てたんだけど…もも子色々と忙しそうだったし…心配かけたくなかったから黙ってたんだ…」「それで…俺さ…」と夫が切り出します。

「会社辞めて小説家になろうと思う」。夫の告白にブホッと吹き出すもも子。吐きそうになり「バケツ持ってきて…」とお願いすると、夫は「わああ もも子大丈夫か!?」と驚いている様子。「どっどっどうするトイレ行く?」と聞かれるも、もも子は吐きながら「い…いい…」と弱々しく答えます。

一難去ってまた一難とはこのこと…。「もう…全部吐いちゃう…」と言いながら『師長の呪いだったりして…』ともも子は考えます。「いつからそんな…」と聞くと「え?昔から俺書いてたじゃん」という返答。あれは趣味でしょ?と聞いても、「趣味だけどこれも運命かなって」と夫は少し嬉しそうですらあります。

もも子の夫は本が大好きで、本当は編集者になりたくて出版社に入社したのでした。しかし配属されたのは営業で、それでも頑張っていた所でのリストラ話。心が折れておかしくなってしまい、こんなことを言っているのかもしれません。もも子は「ハー」と思わずため息。『決してアホなわけではない』と自分に言い聞かせながら「…へ…編集の道探った方が良くない?子どもいるしさ」と言ってみます。夫は「えっ…」と驚いた様子。今まで思うような仕事じゃなくても、いつか編集に異動するために耐えてきたじゃない?と言っても、「編集経験ないと面接も断られるんだよ」と一言。

行き詰まってしまい、無言になる二人。もも子は『これってもしや…私が…稼がなくてはならないってこと?』と思います。次の日、「おはよう」と声をかけた同僚は、「おはよう…」と応えたもも子の疲れ切った顔を見てびっくり。「わっ何よその顔…」

「ふーんそんなことあったんだー」。昼休みに同僚に話を聞いてもらいます。「編集者になるにしても小説家になるにしても…しばらく夫は…無職!!…なのよ」と困るもも子に、同僚は「うーん、やるしかないね…」と一言。もも子は「何を?」と聞いてみます。

「フルタイム勤務」と言いながら、「そんで旦那に専業主夫になってもらうとか!!名案!!」と笑顔で続ける同僚に、もも子は「ムリだようちの夫には!!」と叫びます。「相談のる気あんの!?」何が名案じゃ!!と言っても「あるある。親身になってる」と清ましている同僚。夫のリストラを告白されてゲロ吐いた私をなめるなよーと思いながら、「また吐きたくなってきた」もも子なのでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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