就活の面接で、「看護師になりたい理由」をどう答えるか悩んでいませんか?
「何を話すのが正解?」「自分の理由は弱いかも…」と不安になっている看護学生さんもいるかもしれません。
この記事では、考え方のコツや面接で評価される答え方を、例文とあわせて紹介します。
先輩たちの「看護師になりたい理由」は?
「看護師になりたい理由」に正解はありません。
実際に先輩看護師たちに聞いてみると、その答えはさまざまです。





※看護roo!就活 看護師インタビュー(2024年6月、2025年6月)を基に、個人が特定できない形で再構成しています。
特別な理由を話そうとしなくても大丈夫です。
大切なのはあなた自身の経験や考えが入っているかどうかです。 それが他の人とかぶっていても、問題ありません。
なぜ「看護師になりたい理由」を面接で聞かれるのか
面接官がこの質問をするのは、模範解答や立派な考えを聞きたいからではありません。
看護師を志す理由や、その背景にある経験を通して、あなたの人柄や仕事への向き合い方、熱意を知りたいと考えています。
そのため、難しく考えて背伸びをする必要はありません。「完璧な理由」を話せるかどうかよりも、自分なりに考えてきたことを、自分の言葉で説明できるかどうかが重要です。
これまでの経験やその時に感じたことを伝え、「看護師になりたい」という思いを素直にアピールしましょう。
思いつかないときは?|看護師になりたい理由の考え方

「うまく言葉にできない」と感じている人も、焦らなくて大丈夫です。 多くの看護学生が、最初は同じように悩みます。
ここでは、理由を整理するための考え方を紹介します。
最初に看護師を意識したきっかけは?
看護学校に入る前、「看護師っていいかも」と思った瞬間はありませんでしたか?
医療ドラマを見て憧れた、家族や先生に薦められて関心を持ったなど、きっと何かきっかけがあったはずです。
たとえば、「医療ドラマを見て興味を持った」なら、次のように振り返ってみてください。
- どんなシーンが気になった?
→看護師さんが患者さんの不安に耳を傾けていたシーン - なぜそのシーンが気になった?
→誰かの気持ちに正面から向き合うことに惹かれた - そこから何か行動した?
→職業体験で病院に行ってみた
このように、きっかけから掘り下げて考えてみると、「なぜ看護師なのか」が整理されていきます。
実習で「心が動いた瞬間」を思い出す
実習を振り返ってみて、心が動いた瞬間を思い出してみましょう。
患者さんからかけられた言葉や、先輩看護師の働きぶりなど、印象に残っている場面には、あなたが大切にしたい「価値観」が表れています。
たとえば、「先輩看護師のケアにより患者さんが安心した表情を見せた」という場面が印象に残っているケースでは、以下のように振り返ると良いでしょう。
- その場面で、何を感じた?
→「自分もこうなりたい」と思った - なぜそう感じた?
→誰かが安心を届ける仕事に、とても魅力があると感じた - それは自分の中のどんな気持ちに重なった?
→ずっと「誰かの力になりたい」と思っていた
印象に残った場面を「なぜ」と問い直していくと、あなたの価値観や動機が言葉になっていきます。
なりたい「看護師像」から考えてみる
もし、「将来はこんな看護師になりたい」というイメージがある場合、そこから逆算して考えてみるのも良いでしょう。
具体的には、「患者さんに信頼される看護師になりたい」と思っているなら、次のように掘り下げてみてください。
- どんな看護師になりたいか?
→患者さんが不安なときに、頼ってもらえる存在になりたい - なぜそう考えたのか?
→信頼関係があると、患者さんが安心して治療に向き合えると思うから - そう思ったきっかけは?
→実習で、不安そうだった患者さんが看護師と話して落ち着いていく場面を見た
このように、理想の姿から「なぜそう思ったのか」を繰り返し問いかけることで、あなたの経験や価値観が浮かび上がり、看護師を目指す理由として整理できます。
面接・履歴書対策!評価される答え方・書き方

ここからは、実際にどう伝えればいいのか、具体的なコツを紹介します。
結論から、明るくはっきり
面接では、最初に結論を伝えると話が分かりやすくなります。
「私が看護師になりたい理由は、人が前向きに生活するための支えになりたいからです」など、理由を先に述べてから、経験や背景を話すことで面接官も理解しやすくなります。
質問には、明るくハッキリと、なるべく1分ほどで簡潔に答えられるとベストです。
具体的なエピソードを添えよう
「看護師になりたい理由」のあとには、「そう考えたきっかけ」を加えることが大切です。
看護師になりたいと考えるきっかけになった具体的な経験や、出来事を伝えるようにしましょう。
そうすることで、あなただけの「看護師になりたい理由」に仕上がり、より印象的で説得力のある答えになります。
自分の言葉で伝えよう
面接では事前に回答を考えておくことは大切ですが、模範解答をそのまま丸暗記して話す必要はありません。
面接官が知りたいのは、きれいにまとまった回答ではなく、実際にあなたが何を考え、どんな経験をしてきたかです。
これまでに印象に残っている出来事やそのとき感じたことを、自分なりの言葉で伝えることを意識してみてください。
面接をしっかりと対策をしたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
履歴書に書くときは200〜300字で
履歴書・エントリーシートに書く場合は、200〜300字程度にまとめるのが一般的です。
細かい字で詰め込もうとするのではなく、「一番伝えたいこと」を簡潔に整理することを心がけましょう。
履歴書・エントリーシートの詳しい書き方は次の記事が役立ちます!
看護師になりたい理由の例文5選を紹介!
看護師になりたい理由は、次の3段構成で答えるのが基本です。
- 看護師になりたい理由(結論)
- 「そう思ったきっかけ(具体的なエピソード)
- どんな看護師になりたいか(将来像)
実際に面接や履歴書・エントリーシートで活用できる例文を5つ紹介します。
例文を自分なりの経験や考えに置き換えて、あなただけの「看護師になりたい理由」を整理してみましょう!
社会貢献
私が看護師になりたいと考えた理由は、人の生活や気持ちを支える仕事にやりがいを感じたからです。
中学生の頃から高校まで、地域の高齢者施設でレクリエーションや話し相手をするボランティア活動に定期的に参加していました。活動を続けるうちに「今週もありがとう」と利用者さまから声をかけていただく場面が増え、地域で暮らす高齢の方々の日常に少しでも貢献できていると感じるようになりました。そこで誰かの支えになれることの喜びを初めて実感しました。
看護師は患者さんのそばで日常的に関わり、身体面だけでなく心の支えにもなれる存在だと感じています。患者さんの生活や気持ちに寄り添い、誰かの力になれる看護師になりたいと考えています。
人の命・健康を支えたい
私が看護師を目指した理由は、人の命や健康を支える仕事に携わりたいと思ったからです。
高校生の頃、夏の外出先で熱中症の症状が出て座り込んでしまった高齢の方を見かけました。そのとき、近くにいた看護師の方が落ち着いた様子で声をかけ、水分補給や体調確認を行っていました。周囲が慌てる中でも冷静に対応し、不安そうな表情の方に安心感を与えようとしている姿が強く印象に残りました。
そうした姿に憧れ、私も人の不安を和らげ、命や健康を守る看護の現場に関わりたいと考えるようになりました。
身近な人の影響
母が看護師として働いており、私も看護師を志しました。
自身や家族の入院・闘病経験
私が看護師を目指すようになったのは、父の入院がきっかけです。
看護師への憧れ
最初に看護師に興味を持ったきっかけは、医療ドラマを観たことでした。その後、学校の職業体験で病院を訪れ、実際に働く看護師の姿を間近で見たことが決め手となりました。
これだけは避けたい!面接でのNG回答例
たとえ看護師になりたい理由が良くても、伝え方によって印象が変わることがあります。
よくあるNGパターンを知り、面接官にポジティブな印象を残せる回答につなげましょう。
待遇面や資格のメリットだけを話すのはNG
「安定している」「手に職がつく」「資格があるから長く働けそう」といった待遇面や資格のメリットだけを理由にすると、面接官には仕事そのものへの関心や熱意が伝わりにくいです。
待遇や資格の魅力を感じること自体は悪くありませんが、それを理由にする場合は、「なぜ看護師として長く働きたいのか」「どんな形で社会に関わりたいのか」といった仕事への向き合い方とセットで伝えることが大切です。
条件面だけで終わらせず、看護師という仕事だからこそ感じた価値につなげるようにしましょう。
受け身な印象を与える言い方に注意
「親に勧められた」といった理由だけを伝えると、面接官に「自分で進路を選んでいないのでは?」という印象を与えかねません。
家族や周囲の言葉がきっかけであることは問題ないので、そこで自分がどう感じ、どう行動したのかを合わせて伝えられると良いでしょう。
「勧められたことをきっかけに調べてみた」「きっかけは勧められたからだったが、実習を通してやりがいに気付いた」など、自分なりに考えたプロセスを添えることで、主体性や本気度が伝わります。
具体性に欠けると説得力が弱まる
「人の役に立ちたい」「なんとなく惹かれた」といった言葉だけでは、面接官にあなたの人間性や考え方が伝わりづらいです。
多くの学生が使う表現だからこそ、具体的なエピソードがないと印象に残りにくいです。
また、例文をそのまま話すのも避けたほうが良いでしょう。深掘り質問をされたときに、自分の経験と結びついていないと、うまく答えられなくなってしまいます。
自分の経験や考えを盛り込んだオリジナルな回答にすることを目指しましょう。
まとめ|看護師になりたい理由は立派でなくても大丈夫!
「看護師になりたい理由」は、特別に立派なものを用意する必要はありません。
これまでのきっかけや経験を振り返り、自分の言葉で伝えられれば十分です。今は不完全でも、少しずつ整えていくことで、きっとあなただけの「看護師になりたい理由」が見えてきます。
今回紹介した例文を参考に、経験を振り返ることから始めてみましょう!

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