股関節の外転と内転 | 関節可動域訓練【24】
【監修】
祐生会みどりヶ丘病院 整形外科
医師 成田 渉
京都中部総合医療センター 看護部
関節可動域訓練~股関節の外転と内転2(自動)~
(1)患者さんには仰臥位になってもらう
(2)看護師は、一方の手でかかとを下から保持する
(3)もう一方の手で、患者さんのひざの裏を保持する
(4)この状態で、つま先が真上を向くようにする
(5)下肢全体を看護師側に引きつけて外転させ、元の位置にもどす
(6)もう一方の脚へ向けて動かし内転させ、元にもどす
(7)この動きをくりかえす
■ポイント■
内転・外転の動きのとき、かかとを浮かせると、股関節がねじれ脱臼する恐れあり
⇒かならずベッド面に沿って動かすようにする