インターンシップや病院見学会に参加した後は「お礼状(お礼メール)」を出すとよいでしょう。
この記事では、忙しい看護学生もすぐに真似して書ける「お礼状の書き方・マナー」を例文付きで紹介します!
お礼状は必ず出すもの?

インターンシップや病院見学のお礼状って必ず出すものなの?と迷う方もいるかもしれませんが、「お礼状は出すほうがよい」でしょう。
お礼状は、時間を割いて案内・説明をしてくれたことへの感謝の気持ちを伝えるもの。絶対に出さなければNGというわけではありませんが、採用担当者に良い印象を残す上でも、お礼状は出すのが基本です。
ただ「参加後アンケートの回答」で代替できたり、病院からのメールに「お礼状は不要です」とある場合は無理に出さなくても大丈夫です。
【例文】メールで出すお礼状
インターンシップや病院見学会は、参加申し込みなどの病院側とのやりとりをメールで行うことも多いでしょう。その場合、お礼状もメールで大丈夫です。

件名は「参加のお礼」と「学校・名前」
「◯◯に参加したお礼のメール」であることと「あなたの学校名・名前」がわかるように書きます。メール件名ですぐに用件が伝わります。
宛名は正式名称で
正式な法人名・病院名・部署名・相手のフルネームを書きましょう。
本文の書き出しは「~と申します」
まず自分について名乗ります。「いつの、何に参加した、どの学校の、誰なのか」を書きましょう。その後、簡単にお礼の挨拶を入れます。
具体的な感想を2~3文で
インターンシップや見学会に参加した感想を具体的に書きましょう。スタッフの様子、体験内容、印象に残った言葉などを思い出してみると◎。
結びのあいさつ
最後にもう一度、参加のお礼を述べて本文を締めます。
署名と連絡先まで丁寧に
自分の名前(フルネーム)・学校(学科・学年)・住所・電話番号・メールアドレスを書きます。学校名は正式名称で書きましょう。
【例文】手紙で出すお礼状
それまでメールでのやり取りがない場合や、担当者のメールアドレスがわからない場合は手紙でお礼状を送ります。また、特に丁寧な印象を残したいなどの場合、あえて手紙を選択するのもよいかもしれません。

「拝啓」と「時候のあいさつ」で始める
「拝啓」の後に「時候のあいさつ」を書きます。時候のあいさつは季節によって変わりますが、例文の「貴院におかれましては益々ご清栄のことと思います」はいつの季節でも使える定型文なので便利です。
本文の書き出しは「~と申します」
「いつの、何に参加した、どの学校の、誰なのか」を書きます。その後、簡単にお礼の挨拶を入れます。
具体的な感想を2~3文で
インターンシップや見学会に参加した感想を具体的に書きましょう。スタッフの様子、体験内容、印象に残った言葉などを思い出してみると◎。短すぎず長すぎず、2~3文を目安に。
結びのあいさつ
本文の最後に病院の繁栄を祈る結びの言葉を書きます。「拝啓」とセットになる「敬具」を書くのも忘れずに。
宛名と差出人
ポストに投函する日付・学校名(学科・学年)・自分の名前(フルネーム)を書きます。数字は漢数字です。その後に続けて宛名を書きます。法人名・病院名・部署名・相手のフルネームを正確に。
便箋や封筒のマナーなどは次の記事も参考にしてみてください。
お礼状を出すときの注意点

せっかくお礼状を出すなら好感度がアップするような出し方にしたいですよね。次のような点に気をつけましょう。
お礼状は当日か翌日までに出す
お礼状はできるだけ早く送ることが大切。メールであれば当日中に、手紙であれば翌日中に出すのが理想です。3~5営業日以内には届くようにしましょう。
遅くなるくらいならメールで送る
メールよりも手紙のほうが、より丁寧さや志望度の高さが伝わります。しかし、手紙の準備に手間取って1週間以上もかかってしまっては本末転倒。無理せず、メールで早く送りましょう。
感想は自分の言葉で
あいさつなどは定型文を使用してOKですが、感想は自分の言葉でしっかり伝えたいもの。表面的な感謝ではなく、前向きな熱意が伝わります。参加中、素敵だなと思ったこと、勉強になったことなどはメモしておくとよいですね。

病院の見学会・インターンシップに行ってみよう





