就活で必ず必要な「自己PR」。どうやって書けばいいのか、何を話せばいいのか、迷っていませんか?
難しそうに思える自己PRですが、例文を参考にして自分の経験に置き換えると、意外と簡単にまとまります。
この記事では、看護学生の自己PRの例文を、履歴書・エントリーシートと面接用のセットで、テーマ別に10種類紹介します!
なぜ自己PRが必要なの?
自己PRは、病院側があなたの人柄や価値観、看護観を知るための大切な判断材料です。
あなたが持っている良さや強み、人間性がどのように病院で生かされそうか、チーム内でどう行動してくれそうかを、採用担当者は知ろうとしています。
また、学生の人柄や価値観が、病院が求めている人物像と大きくズレていると、入職後のミスマッチや早期離職につながる恐れがあります。学生と病院、両者にとって望ましくない結果を避けるため、病院との相性も見極めています。
そのため、志望先の病院の理念や方針、特徴をきちんと調べたうえで、それらと関連付けながら自分の強みを伝えられると、採用の可能性もぐっと高まります。
自己PRは「結論→エピソード→締め」の3段構成

自己PRは「結論 → エピソード → 締め」の3段構成で作れると、採用担当者にアピールポイントが伝わりやすくなります。
結論:自分の強みを一言で伝える
最初に「私の強みは〇〇です」と明確に言い切ることで、読み手がポイントを理解しやすくなります。
観察力、協調性、責任感など、実習や学生生活の中で発揮した強みを、自分らしい言葉で表現しましょう。
自分の強みが思い浮かばないときは、実習での指導者からのフィードバックや、学校の友人など周囲の人に聞いてみるのも参考になります。
エピソード:実習や学生生活から具体的に伝える
次に、その強みが発揮されたエピソードを紹介します。
たとえば、実習で患者さんに寄り添った経験や、ミスを反省して改善に取り組んだ行動など、あなたが実際に「どう動いたか」がわかるエピソードがベストです。
エピソードは実習だけでなく、部活や勉強、サークル活動など、これまでの学生生活で頑張ったことから選んでもかまいません。
複数の話題を詰め込まず、ひとつの出来事に絞って具体的に書くのがコツです。
締め:その強みをどう生かすかを伝える
最後に、あなたの強みを入職後にどう生かしたいかを伝えます。
「私の〇〇という強みを生かして長期的・意欲的に働きたい」という意欲を示すことがアピールにつながります。
履歴書・エントリーシートの書き方を知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
履歴書&面接で使える自己PRの例文13選

ここでは、看護学生がアピールしやすい13の強みをテーマに、履歴書・エントリーシートに活用できる300字程度の自己PRの例文を紹介します。
エピソード部分を自身の経験に置き換えるだけで、履歴書・エントリーシートに書けるオリジナルの自己PRが完成するはずです!
また、面接でそのまま話しやすい200字程度の例文もセットで掲載しています。
看護師の面接では「自己PRをしてください」と聞かれることは実は少なく、「あなたの強みは?」「どんな性格だと思いますか?」という聞かれ方をされます。
履歴書・エントリーシートに書いた自己PRを少し要約して答えることになるので、面接用の例文もぜひ参考にしてみてください。
観察力
履歴書・エントリーシート用
私の強みは、観察力です。
内科病棟での実習中、担当していた高齢の患者さまが、いつもより食事の進みが悪いことに気づきました。直前に測定したバイタルサインや数値に異常はありませんでしたが、表情に疲れが見えたため、食事動作を丁寧に観察しました。すると、咀嚼に時間がかかること、スプーンを持つ手が止まることなど、普段と異なる様子が見られました。
その変化を指導者に相談したところ、食形態や体位を調整する方針となり、徐々に食事量が回復しました。患者さまは「食事が楽になった」とおっしゃり、自分の観察が安楽につながったことを実感しました。
この経験から、変化を丁寧に捉え、気づきを看護ケアへつなげる視点の重要性を学びました。貴院でも、患者さま一人ひとりの状態を的確に捉え、質の高い看護を実践したいと考えています。(347字)
面接用
私の強みは、患者さまの小さな変化に気づける観察力です。
内科実習では、担当患者さまの食事量が前日より少ないことに気づき、表情や動作を丁寧に観察しました。すると、咀嚼に時間がかかる様子がわかり、指導者に相談しました。食形態の調整や体位の工夫などで徐々に摂取量が改善し、患者さまから「食事が楽になった」と言っていただけました。
この経験から、日々の小さな変化を見逃さず、早めに行動することが患者さまの安楽につながると学びました。貴院でも、観察力を生かしながら、安心して過ごせる看護を提供したいと考えています。(250字)
協調性
履歴書・エントリーシート用
私の強みは、協調性です。
ゼミの看護研究では、メンバーの考え方の違いからテーマの方向性が定まらない時期がありました。そこで、各メンバーの考えをゆっくり聞き取り、共通点や目的の重なりを見つけ、全員が納得できるテーマを提案しました。
役割分担でも進捗に偏りが出ないようメンバー同士で声をかけ合い、互いにサポートしながら進めました。最終的に、納得のいく発表を終えることができ、チームで成果を出す喜びを実感しました。
この経験を通して、相手を尊重しながら意見を調整し、チーム全体の目標に向けて動くことの大切さを学びました。貴院でも、多職種との連携やチーム看護の中で、周囲と協力しながら安心・安全な看護を実践していきたいと考えています。(310字)
面接用
私の強みは、周囲と協力しながら目標に向かう協調性です。
ゼミでの看護研究では、意見の違いで話し合いが進まない時期がありましたが、各メンバーの考えを聞いて共通点を見出し、全員が納得できる方向性にまとめることができました。
役割分担では声をかけ合い、互いにサポートしながら作業を進め、チームとして納得のいく成果を出すことができました。
この経験を通じて、チーム内で信頼関係を築き、協力しながら働くことの大切さを学びました。貴院でもチームの一員として、周囲と連携しながら看護を実践したいと考えています。(245字)
責任感
履歴書・エントリーシート用
私の強みは、責任感を持って丁寧に業務に取り組めることです。
実習中、前日の排尿記録を確認していた際、排尿回数と尿量の整合性に違和感を覚えました。記録上は「排尿あり」となっていたものの、尿量の数値が空欄であり、どうすべきか迷う状況でした。私は曖昧なままにせず、指導者に状況を報告しました。その後、患者さまの水分出納バランスを判断する上でその記録が大切であったと聞き、細かい確認の大切さを学びました。
この経験を通して、たとえ小さな情報でも正確に扱うことで、患者さまの安全やチームの信頼につながることを実感しました。
今後も一つひとつの業務に責任を持ち、正確な看護の基盤を支える一員として成長していきたいと考えています。(305字)
面接用
私の強みは、責任感を持ち、丁寧に業務に取り組めることです。
実習中、前日の排尿記録に違和感を覚えた場面がありました。回数は記載されていたものの、尿量の記録がなく、そのままでよいものか迷いました。私はその違和感を曖昧にせず担当看護師に相談したところ、その情報は水分出納バランスの判断に必要であったと聞き、看護における記録の正確さの大切さを実感しました。
今後も、見落とさず、曖昧にせず、丁寧に確認する姿勢を大切にしながら、信頼される看護を実践していきたいと考えています。(232字)
継続力
履歴書・エントリーシート用
面接用
向上心
履歴書・エントリーシート用
面接用
傾聴力
履歴書・エントリーシート用
面接用
柔軟性
履歴書・エントリーシート用
面接用
行動力
履歴書・エントリーシート用
面接用
冷静さ
履歴書・エントリーシート用
面接用
体力
履歴書・エントリーシート用
面接用
忍耐力
履歴書・エントリーシート用
面接用
コミュニケーション力
履歴書・エントリーシート用
面接用
共感力
履歴書・エントリーシート用
面接用
自己PRの完成度を上げるポイント

例文を参考に自己PRを書いたら、以下のポイントを意識して見直してみましょう。
これらを押さえるだけで、採用担当者に「この学生と一緒に働きたい」と思ってもらえる自己PRに仕上がります。
自己PR記載欄の8割程度は埋めよう
履歴書・エントリーシートの自己PR欄は、空白が多いと「意欲が低い」「準備不足なのかな」という印象を与えかねません。
文章量が多ければ良いわけではありませんが、8割程度は埋めることで、あなたの考えや姿勢が十分に伝わります。
読みやすい構成と内容を意識しながら、適度なボリュームでまとめましょう。
強みは一つに絞ろう
自己PRに複数の強みを詰め込みすぎると、結局何を一番伝えたいのかが分からなくなってしまいます。
「私の強みは〇〇です」と明確に1つに絞ることで、読み手も理解しやすくなります。
一つの強みを深掘りし、具体的なエピソードで裏付けすることが大切です。
志望先が求めている人物像を確認しよう
病院や施設ごとに、求められる人物像は異なります。
たとえば急性期では状況を判断し優先順位を考えて行動できる人、回復期では患者さまに継続して寄り添える人が求められる傾向です。
あなたの強みが志望先で生かせるものであるか、事前に確認しておくことで、より説得力のあるPRになります。
履歴書と面接で話す内容は一致させよう
書類と面接でアピールする強みが違ってしまうと、説得力や信憑性が欠けてしまう恐れがあります。
履歴書・エントリーシートで書いた内容をベースに、一貫性のあるアピールができると、強みがより信頼されやすくなります。
履歴書・エントリーシートの内容を深掘りする質問をされることもあるので、提出前に書類をコピーしておき、自分が書いた内容を面接前に振り返るようにしましょう。
誇張はしないようにしよう
自己PRでは背伸びをしたくなることもありますが、実際以上に誇張してしまうと、面接で深掘りされた際に矛盾が生じてしまいます。
経験したこと、学んだことを自分の言葉で正直に伝える方が好印象です。
また、自らを偽って入職すると、病院とのミスマッチが起こることもあるので、ありのままを伝えましょう。
まとめ|例文を参考に自分の言葉で自己PRを完成させよう
自己PRに「正解」はありません。紹介した例文を参考にしながら、あなたの経験に置き換えて書いてみてください。
大切なのは、例文をそのまま使うことではなく、あなたの言葉で語ることです。患者さまから学んだこと、困難を乗り越えた経験を丁寧に振り返れば、きっと納得のいく自己PRが完成するはずです!





