看護学生の就活でもインターンシップや病院見学会が行われています。
「看護学生のインターンシップって何するの?」
「勉強が忙しくて大変…。行かないとダメ?」
「いつ、どうやって参加すればいい?」
など、インターンシップ・病院見学会の疑問に答え、就活に役立つポイントを紹介します。
インターンシップ・病院見学会は行くべき?

実習や課題で忙しい中、インターンシップや病院見学会に行くのは、ちょっと面倒……。ですが、実際の現場を見学・体験することは、納得のいく就職先選びに欠かせません。
病院によってはインターンシップ・見学会に参加したかどうか、参加した印象はどうだったかを採用面接で尋ねてくることがあります。
「志望度が高い」と好印象を持ってもらううえでも、ぜひ参加してみましょう。
インターンシップ・見学会に参加してみてどうだった?
実際にインターンシップ・見学会に参加した先輩たちに感想を聞くと、「行ってよかった!」という声が多数。先輩たちは夏休み・冬休みをうまく利用して、気になる病院のイベントに参加していました。
※ 看護roo!就活 看護学生インタビュー(2024年10月)



病院の見学会・インターンシップに行ってみよう
いつ、どのくらい参加する?

インターンシップ・病院見学会は、学校の長期休みの期間を利用して参加するのがよいでしょう。
専門2年/大学3年の夏休み~冬休みに本格的に就職活動をスタートさせ、いろいろなイベントに参加する人がほとんどです。早い人は、専門1年や大学1~2年のうちから参加することも。
就活のスタート時期やエリアにもよりますが、2〜3病院のイベントに参加する人が多いようです。多い人では10病院以上に参加することもあるほか、「気になる病院の見学会とインターンシップに計3回参加した」など、同じ病院のイベントに複数回、足を運ぶパターンもありです。
インターンシップ・見学会に参加してみてどうだった?
インターンシップ・見学会に効率的に参加するには、早めのスケジュール調整がポイントです。「予定を空けられなくて、行きたい病院のイベントに参加できなかった」ということも避けられます。
※ 看護roo!就活 看護学生インタビュー(2024年10月)

大学3年の冬から始めたけど、もう少し早くスタートしていればよかったなと思います。

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インターンシップ・病院見学会って何するの?

インターンシップは半日~1日かけて行われます。実施内容は病院によって異なりますが、次のような体験が多いでしょう。
主な体験内容
- 病棟や手術室など院内の見学
- シャドーイング
- 環境整備・清潔ケアなどの看護体験
- 先輩ナースとの座談会
- オリエンテーション・質疑応答
- 看護師寮の見学
…など
一方、病院見学会・説明会は、病院・病棟の案内やオリエンテーション、質疑応答が行われます。シャドーイングや看護体験などのプログラムはないのが一般的で、より気軽に参加できるでしょう。オンライン開催もあるので、希望に合った方法でうまく参加しましょう。

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質問&見学のポイント

インターンシップや病院見学会・説明会は「この病院で自分が働くイメージ」を具体的にすることが目的。そのために聞いておきたい・見ておきたいポイントをご紹介します。
インターン・見学会で聞いておきたい質問例
- どんな看護方式を取られていますか?
- 1年目の教育・研修体制について教えてください
- 入職してよかったと思うことは何ですか?
- 有給消化率はどのくらいですか?
- 新人看護師の離職率はどのくらいですか?
インターンシップや見学会では、看護部長が病院の概要や入職後の教育制度などについて説明してくれるほか、年齢の近い先輩方と交流する機会が設けられていることも。仕事・生活の両面から「この病院で働くイメージ」が持てる質問をしてみましょう。
インターン・見学会で見ておきたいポイント例
- 看護師の表情、コミュニケーションの雰囲気、忙しさ
- 看護師の年代
- 設備の清潔感
- 病院周辺の環境、通勤のしやすさ
- 患者さんの表情
「なんとなく空気が明るく、楽しく働いていそう」「ちょっと張り詰めた印象…?」など、実際の現場を見てこそつかめる感覚があります。上のようなポイントをヒントに、職場の雰囲気や働きやすさを感じ取ってみてください。
インターン・見学会は積極的に参加しよう
実習・課題・バイトなど、看護学生の学生生活は忙しく、就職活動にもなかなか時間が割けないかもしれません。ですが、最初の就職で納得のいく選択ができるかも、やっぱり大切なこと。
インターンシップや見学会に参加した先輩たちも「無理してでも行ってよかった」「行かないとわからないことが絶対ある」と振り返っています。看護roo! 就活の「採用イベント検索」を活用して積極的に参加してみましょう。

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