看護師の面接試験で大切なのは「清潔感」と「信頼感」です。基本的なマナーを守るだけで、あなたの印象がぐんとアップします。
この記事では、就活中の看護学生に役立つ面接マナーを紹介します。服装・髪型、面接中の振る舞い、言葉遣いのポイントを確認しておきましょう。
面接の服装・髪型・メイク・バッグのマナー
看護学生の面接ファッションは「シンプル」で「落ち着いたカラー」がベストです。面接前に着てみてシワや汚れがないか、チェックしておきましょう。
服装・スーツ

- 黒・ネイビー・グレーのスーツで。スカートでもパンツでもOK
- インナーは白シャツが基本
- 3~5cmヒールの黒パンプス
- ナチュラルカラーのストッキング
髪型・メイク

- 長い髪はシンプルな一つ結びやハーフアップでまとめる
- ヘアアクセサリーは使わない
- 前髪は目にかからないように分ける・流す
- 明るすぎる髪色はNG
- ナチュラルメイクで清潔感を意識する。ノーメイクもNG
- 派手なネイルはNG
バッグ

- A4サイズが入る黒系のバッグ
- シンプルなデザイン
入退室のしかた・振る舞いのマナー

面接会場でのあいさつや動き方などは、事前に練習しておくのがおすすめ。本番でも緊張せずに動けます。
到着~受付
- 病院に入る前に身だしなみをチェック。コートは脱いで手に持つ
- 遅刻は厳禁! 指定された時間の5分前には受付を済ませる
- 待機中はスマホをいじったりせず、姿勢よく待つ
- スマホは電源を切るかマナーモードに
入室

- ドアを3回ノックする
- 「失礼いたします」と言って入室する
- 面接官にお尻を向けないようにドアを閉める
- 「◯◯学校の◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、お辞儀する
- 着席を促されたら「失礼いたします」と言って座る
- バッグは椅子の脇に置く
退室

- 面接が終了したら「本日はありがとうございました」とお礼の挨拶をする
- ドアの前で振り返り、「それでは失礼いたします。ありがとうございました」と挨拶してドアを閉める
- 病院を出るまで礼儀正しく、すれ違うスタッフに会釈も忘れずに
言葉遣い・話し方のマナー

看護師はコミュニケーションが大切なお仕事です。面接でも言葉遣いや話し方が注目されています。
緊張すると早口になったり小さい声になったりしがちなので、ゆっくり深呼吸して気持ちを落ち着けましょう。社会人として適切な敬語・言葉遣いも練習しておきます。
話し方
- 面接官と目を合わせて明るい表情を心がける
- 大きな声でハキハキ答える
- 早口になりがちな人は「ゆっくりめ」を意識する
言葉遣い・敬語
| 丁寧な言い換え | |
|---|---|
| 自分 | わたし、わたくし |
| 志望先の病院 | 貴院(きいん) 御院(おんいん) |
| ここ・そこ | こちら・そちら |
| いいですか | よろしいですか |
| すみませんが | 恐れ入りますが 申し訳ございませんが お手数をおかけしますが |
| あとで | のちほど |
| 今日(きょう) | 本日(ほんじつ) |
| 尊敬語(相手の行動) | 謙譲語(自分の行動) | |
|---|---|---|
| 言う・話す | おっしゃる | 申す 申し上げる |
| 見る | ご覧になる | 拝見する |
| 聞く | お聞きになる | 伺う |
| 行く・来る | いらっしゃる おいでになる | うかがう 参る |
| 知っている | ご存知である | 存じる 存じ上げる |
| もらう | お受け取りになる | いただく ちょうだいする |
| わかる | ご理解いただく | 承知する かしこまる |




