奈良東病院
できることが増え、忙しくなっていくことで成長を実感

奈良東病院
職種
:正看護師
名前
:2021年入職 B
卒業年
:2021
掲載日:

奈良東病院

現在の所属先と仕事内容について教えてください。また、仕事をする上で心がけていることは何ですか?
在宅退院に向けた診療・看護・リハビリテーションを行う地域包括ケア病棟に勤務しています。急性期病院での治療を終え、すぐに在宅や施設へ退院するには不安のある患者さんや、地域の在宅や施設から緊急入院した患者さんを受け入れています。ここで行うのは、従来のような訓練室主体のリハビリではなく、ご家族がサポートできる範囲に合わせてトイレの訓練を行うなど、住み慣れた自宅で生活することを目的とする個別の訓練やリハビリテーション。たとえば、自宅のベッドが左から降りるようになっていたら、左に降りる訓練をします。日勤では看護師1人につき、3人の患者さんを担当しています。
仕事をする上で心がけているのは、患者さんとしっかりコミュニケーションを取り、本当に必要とされている看護を実践すること。例をあげると、自分で整容できない方も多いので、患者さんの身なりを綺麗にすることも意識して取り組んでいます。
これまでの仕事の中で印象に残っていること(うれしかったこと・苦労したこと)を教えてください。
高齢で寝たきりの患者さんの多くは退院先が施設になりますが、元気になって自宅へ退院される場面に立ち会えたときはとてもうれしく、モチベーションも高まります。
入職したばかりの頃はうまく要領がつかめず、無駄な動きも多かったのですが、最近は、先の業務を予測して準備ができるようになりました。その反面、患者さんとゆっくり関わる時間がなかなか取れないことをもどかしく感じます。これからは、業務の優先順位なども考えながら、患者さんとゆっくり関わる時間をもっと作りたいと思っています。
この仕事をしていると、よくお話をしていた患者さんが亡くなるなど、つらいこともたくさんあります。それでも、看護師である以上、落ち込んでばかりもいられません。気持ちが沈んでしまったときには、先輩に話を聞いてもらったり、「患者さんのことを忘れず、前を向いてがんばろう」と何とか気持ちを立て直し日々の業務に取り組んでいます。
やりがいを感じることや成長を感じる瞬間について教えて。学生の皆さんへのメッセージもお願いします。
最初は先輩のサポートがなければ出来ないこともあり、もどかしさを感じる事もありましたが、今ではいろいろな手技がひとりでできるようになり、成長を実感しています。それに伴って、先輩から頼まれることも増え、最初の頃に比べると随分忙しくなりました。それでも、できることが増えていくのは楽しいもの。責任も大きくなり、プレッシャーを感じることもありますが、それもプロの看護師として働く醍醐味だと思います。
学生さんに伝えたいことは、勉強も遊びも、今できることを精一杯頑張ってほしいということ。私は、もちろん勉強もしましたが、友達と食事に行ったり、旅行をしたり、学生時代も楽しく過ごしました。十分やり切ったという感覚があるので、今振り返ってみても後悔することは何もありません。皆さんにも、そんな充実した学生生活を送ってほしいと思います。
奈良県天理市

医療法人健和会
奈良東病院
162床
三次救急
急性期
回復期
慢性期
奨学金制度あり
先輩情報あり