医真会八尾リハビリテーション病院

患者さんとご家族の「こうなりたい！」という思いを大切に

職種

：正看護師

名前

：F・A

配属先科目

：内科

掲載日: 2025/07/25

医真会を志望した理由や、入職を決めた理由はなんですか？

前職は急性期病棟、保健師、訪問看護の経験をしてきました。その経験を活かせ、子育てをしながら働ける場所を探しました。当院は、実際に子育てをしながら働いている先輩方が多い事や、託児所が完備されていることに魅力を感じました。子育てをしながら、スキルアップでき、長く働いていくにはよい環境だと感じたからです。

現在の仕事内容を教えてください。

患者さんがリハビリを安全に行えるように、全身状態を管理します。
また、リハビリで獲得した能力を退院後の生活で使えるように、病棟の環境設定をして在宅復帰を見据えたケアを行っています。

仕事のどんなところにやりがいを感じますか？

患者さんとご家族は、入院によるストレスや残った障害と向き合っていかなければならない不安、復職や介護に対しての心配などを抱えています。回復期リハビリテーション病院は入院期間が長期になることが多いので、じっくりと時間をかけて寄り添い、不安や悩みを軽減できることにやりがいを感じます。

今後の目標や将来の夢を教えてください。

患者さんとご家族の「こうなりたい！」という思いを大切にしていきたいです。
また、働いているスタッフが、働いていて楽しい、ずっとここで働いていきたいと思える職場になれたらと思います。

印象に残っているエピソードはありますか？

足に障害がある男性患者さんを担当しました。入院当初、その患者さんは障害の受容が出来ておらず、表情は険しく時にはスタッフに対してきつい発言をすることもありました。
「生きていても仕方ない」「邪魔くさい」「こんな障害が残った俺の気持ちがあなたにわかるか」が口癖で、十分なコミュニケーションが取れませんでした。しかし毎日のように奥さんにかける電話では、普段私たちには見せない表情で話されており、本心で会話していることが伝わってきました。そこで奥さんの来院にお話を伺うと、現状に対する思いや入院中のストレス、自分に退院したいという気持ちがあるという情報を得ることが出来ました。それから、自宅退院に向けてのケアが始まりました。家庭評価に同行し、退院後の課題を見つけ、その解決方法を多職種で話し合いました。徐々に患者さんから「退院後の生活をイメージすることができた」「ありがとう」という発言が聞かれるようになり、その後、希望通りの自宅に退院されました。このエピソードが強く印象に残っており、今後の業務も頑張ろうという気持ちに繋がりました。