頭部・顔面の観察 | 新生児の観察【8】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
新生児の頭部・顔面の観察
(1)看護師は利き手の反対の手で新生児の後頸部を支え、臀部はベッドにつけたまま上体のみ起こすようにする
(2)利き手で頭部全体を触診する
■ポイント■
特に頭部の観察は重要
⇒大泉門の状態、骨縫合の状態、そして頭血腫や産瘤の有無の確認などを行う
■ポイント■
・頭血腫も産瘤も、分娩時の頭蓋骨への圧迫により発生する
・産瘤というのは分娩直後に頭頂後部に出現し、生後2日目には消失する
・頭血腫というのは生後2~3日あたりで出現し、消失まで時間がかかることが多いとされている
(3)頭部を触診しながら顔面の視診をおこなう
(4)表情や皮膚の色、そして目ヤニの有無などを観察する
(5)観察が終了したら新生児を静かに寝かす