黄疸の観察 | 新生児の観察【7】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
新生児の黄疸観察
(1)全身の皮膚の色を観察してから、黄疸計を額や胸腹部に当て、経皮的ビリルビン値を測定する
(2)出生体重や日齢と測定値を合わせて検討する
■ポイント■
新生児の黄疸の進行具合は、身体区域の広がりで観察する
⇒通常の場合は黄疸は体幹部に強く、末梢になるほど弱くなるのが通常
クラマー法とは
身体全体を下記5つの区域に分け、4つの区域以上(ひざから足関節や上腕から手関節までの範囲より末梢にかけて黄疸が認められた場合)に、採血を行う必要があるとされる
■5つの区域■
- 頭部・頸部
- へそから上の躯体
- 腰・下腹部
- ひざから足関節/上腕から手関節
- 四肢末端