急変時の脈はどうして頸動脈でみるの?
『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は急変時の頸動脈確認に関するQ&Aです。
江口正信
公立福生病院診療部部長
急変時の脈はどうして頸動脈でみるの?
血圧が低いときに、最も触れやすい部位だからです。
頸動脈が触れる目安の血圧は
皆さんが通常脈をみている橈骨動脈は、収縮血圧が80mmHg以上ないと触れません。
それに比べて頸動脈は60mmHgで触れるので、急変時は患者の血圧が低いことを想定して最も触れやすい頸動脈で観察します。
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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術 第2版』 (編著)江口正信/2024年5月刊行/ サイオ出版


