73歳で看護師になると決意したウォルトンさんのたゆまない情熱

誰しも、子供の頃や社会人になりたての頃は、将来の夢や希望、思い描く未来図があったかと思います。成長するにつれ、または社会に出て日々の生活に追われるにつれ、そんな夢や希望が色あせて、今では夢のかけらもなくなってしまった、という人もいるでしょう。

 

しかしここに、73歳という年齢で「看護師を目指す」と決意し、日々奮闘するアメリカ人男性がいます。

 

73歳で看護師になると決意したウォルトンさんのたゆまない情熱|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】

 

穏やかな老後生活よりも学ぶことを決意

アメリカのオハイオ州に妻と暮らす、マックス・ウォルトンさんは5人の子供たちをはじめ、孫やひ孫たちに囲まれた、メガネと白髪が似合う男性です。

 

大学では言語・聴覚療法と美術の2つの学位を取得したものの、その学位とはまったく無縁の経営コンサルタントとして長年働いてきました。

 

はたから見れば、誰もが羨むような順風満々な人生を歩み、経済的にも結婚生活にも恵まれ、幸せに満ちた生活を送ってきたウォルトンさん。しかし心の片隅では、医療分野で働きたいという長年の思いがあり、物足りなさを感じていたといいます。

 

そんなウォルトンさんは定年退職後に意を決します。長年の夢だった医療分野での仕事、看護師になること決意をし、73歳という年齢で2年制の短期大学へ入学したのです。

 

10、20代のクラスメイトたちに囲まれると、外見的にはついつい浮いてしまうウォルトンさん本人も、「若い頃に比べると物覚えも悪くなったし、動きもスローになった」と笑います。しかしウォルトンさんの真摯な学びの姿勢や、年齢に関係なく夢を追う姿は、他の生徒たちにとっても大変な励みとなり、感銘を与えるものとなっています。

 

 

背中を押したのは病魔との闘い

そんなウォルトンさんですが、高齢にも関わらず看護師になるという夢を追う決意をした背景には、病魔との闘いがありました。

 

2012年に僧帽弁逸脱(そうぼうべんいつだつ)と診断されたウォルトンさん。僧帽弁逸脱とは、心臓の左心房と左心室の間にある弁が、収縮の際に左心房側に落ち込みきちんと閉まり切らないために、血液循環などさまざまな障害が起こる病気です。ウォルトンさんの場合、心臓が通常の2倍のスピードで稼働する頻脈により、眠ることができない日々が続きました。

 

「このままでは体がもたない」と手術を受けることを決意。無事に手術は成功したものの、医師からは「手術をしなければ、命は1年も持たなかったでしょう」と言われたのです。

 

人生の重みをひしひしと感じた瞬間でした。そして、悔いのないように人生を生きようと決意するきっかけともなった出来事でした。

 

手術後は、4ヶ月に及ぶリハビリ生活を余儀なくされたウォルトンさんですが、リハビリ施設で出会った看護師や医師たちの存在が、看護師になるという夢を追うさらなる起爆剤になったと当時を振り返ります。

 

 

2年後、75歳で卒業する予定のウォルトンさんは、通っている大学の、歴代最高齢の卒業生となります。病魔に打ち勝った経験や、これまでに経たさまざまな人生経験が糧となり財産となり、若い看護師たちにも負けないくらい立派で優秀な看護師となることでしょう。ウォルトンさん、頑張れ!

 

【ライター】Mia C.

 

(参考)Age no barrier for Medina man, 73, pursuing lifelong dream to become a registered nurse

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