乳がんで亡くなった女性、呼吸停止後も5時間確認された心拍

シンガポールで末期の乳がんを患って亡くなった56歳の女性。なんと、驚くべきことに、彼女の心臓呼吸停止後5時間も動いていたそうです。彼女の最期を見届けた夫、姉、そして牧師が彼女の生前の様子を語っています。

 

 

乳がんとの闘い

旅行代理店マネージャーとして働いていたシンガポール人の女性は、2003年に乳がんと診断されました。その後、がんが寛解期に入り、完治したと思っていた矢先の2013年、健康診断で肝臓にがんが転移していることが発見されたのです。彼女はその後4年間、毎日8回の服薬を続けました。薬と化学療法の副作用で、髪の毛は抜け落ちました。しかし、彼女はがんと闘いながらも、仕事を続けました。子どもはおらず、夫と二人で生活していた彼女は、楽観的な性格で、つらい状況でも希望を持ち続ける、強い女性でした。

 

症状悪化の末

しかし2016年4月、症状が悪化しました。そしてその後、彼女は10回もの入退院を繰り返したのです。そして、翌年の2月には、見た目にも明らかに衰弱し、会話をすることも困難になりました。うなずいたり頭を横に振ったりすることがかろうじてできるほどでした。そして翌月の3月に、彼女はとうとう息を引き取り、死亡と診断されたのです。しかし、驚くべきことに、彼女の心拍はその死亡診断後、5時間もの間、確認され続けたそうです。これには医者でさえ驚いたといいます。そして、機械が故障したのではないかということで取り換えてみたのですが、結果は同じで、やはり彼女の心拍は確認されたそうです。

 

彼女の強い思いが心拍を打たせていた?

彼女の姉はその時のことを次のように話しています。「木曜日の朝7時に、彼女がもはや呼吸していないことを知りました。しかし、心臓はまだ動いていたのです……それにはみんな驚きました」。彼女の命が、もうそれほど長くないということは皆わかっていた、と姉は話します。呼吸停止が確認されてからは、どれほど彼女を失ってつらいか、「どうか目を覚まして」と彼女に向かって皆が懇願したそうです。すると不思議なことに、周囲が彼女の名前を口にすると、必ず心拍数が早くなったそうです。そして姉が、彼女の夫のことについて「心配しなくてもいいからね」と告げるとだんだん心拍数が減っていたのだとか。「彼女は私たちの誇りです」と彼らは話しています。
呼吸停止の後も心拍が確認され続け、人々の会話に反応するという不思議な現象。見送る立場は故人の強さを感じざるを得ません。


(文):木村佳織

(参考):

Terminally ill S'porean cancer patient stops breathing -- but heartbeat continues for 5 hours before passing(STOMP)
 

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