夜勤で働く危険は通勤にもあった

交代勤務の看護師の場合、夜間に出勤したり、帰宅が深夜になることもあります。今まで、夜間の通勤、帰宅の際に、身の危険を感じたことはありませんか?

 

今回はオーストラリアのコミュニティ・ニュースサイトに掲載された夜勤のために出勤した看護師が不審者に出くわした事件を紹介します。

 

 

夜勤前の時間帯に遭遇した恐怖

オーストラリアのリズモアベース病院に勤める看護師のソフィー・バークさんは21時半からのシフトに備え、21時15分に病院の駐車場に止め、車の中でタバコを吸っていました。すると、そこへ1人の男性が通りがかったそうです。病院の近くを歩いている人はめずらしくない、と初めは気にも留めていなかったソフィーさんでした。

 

しかし、この男性はソフィーさんに近づき、運転席側のドアを叩き始めたそうです。ソフィーさんはやっとのことで車のドアを閉めましたが、その男性は彼女の車のボンネットに乗り、その行動はエスカレートしていきました。

 

ソフィーさんはなんとか車を運転し、病院近くの駐車場へ車を移動させましたが、その男性は彼女のあとを追いかけてきました。車の中から病院の警備に電話をかけ助けを求めている間、彼女はその男から逃れるため、病院の周りを一周運転し続けなければならなかったそうです。

 

恐怖と闘いながらも、ようやく病院の警備員が駆けつけ、ソフィーさんは無事保護され、近づいてきた男性は警備が呼んだ警察に逮捕されました。

 

リスクを伴う病院のシステム

ソフィーさんは今回の事件を受けて、病院の敷地内に警備用の車が1台しかないことが問題であると提議しています。時間帯によっては病院の最寄りの駐車場が満車で、職員は勤務入りの際に病院から離れた場所に車を止めざるを得ない場合、この病院では警備の車が勤務後の看護師たちを駐車場まで送っていくシステムを採っています。

 

安全確保のためとは言え、22時に終業した多くの看護師たちは、1台きりの警備の車を30分から1時間待たなければならないそうです。

 

今回の事件はオーストラリアで起きましたが、日本でも同じような条件や環境で似たような事件が発生していることでしょう。昼間に出勤する際、駐車場の空きがなく、仕方なく病院から遠い駐車場に止め、勤務終了後の夜暗く人気が少ない中を駐車場まで1人で歩くことは危険を伴います。

 

もしものときに備えて

特に3交代で深夜入りの時間帯、帰りが夜になる時間帯、身の安全を守るために人気のないところは必ず避けて出勤、退勤しましょう。病棟の同僚と一緒に歩いて、駐車場や家まで帰るということも良いでしょう。ソフィーさんのようにもしものときに備えて病院警備の電話番号を携帯電話に控えておくのも事件を防ぐための1つの方法かもしれませんね。

 

何か不審に思うようなことがあれば、看護部や警備に報告し、病院全体で看護師の安全を守るために、対策を講じてもらうこともできるかもしれません。

 

(文):Ryo, S.

(参考):Night nurse attacked after arriving for her hospital shift(Northern Star)

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